8月18日の夜、突然 あるキャラクターの姿が頭に浮かんだ。


子ども番組「それいけ!アンパンマン」に出てくるキャラクター、ロールパンナだった。


なんか連想させるものでも見たっけ…??

全く身に覚えはないけど、何故か突然 思い出した。


そんな現象が、不思議だった。


更に不思議に思えたのが、ロールパンナって どんなキャラだったっけ?…と興味が湧いてきたこと。


いつもの自分なら、「そんなキャラいたね」と思うだけで、スルーする。


だって、私は一筋でいることが好きだから。


私は昔からサンリオが好きで、ハローキティが推しキャラだから…


他の会社の、他のキャラクターなんて、好きになりたくない。


絶対に目移りなんてしない という想いを貫いて

生きてきたつもり…。


それなのに、ロールパンナのことが気になって仕方がない。


なんか、いつもの自分じゃない気がする…と

罪悪感を抱きつつも、


“一筋じゃないといけない”と決めつけているのは自分自身…

他人から叱られるわけでもない…


自分の視野を広げる事も悪くはないか…と

いいように解釈して、ロールパンナのことを調べ始めた。


自分が幼い頃、テレビで見ていた記憶の中で、覚えていたのは、


・メロンパンナのお姉ちゃん。

(でもたしか、メロンパンナより後に生まれてたよね?)


・赤いハートと青いハート(良い心と悪い心)があり、

青いハートが光るとブラックロールパンナになる。

メロンパンナや花を見ると 赤いハートが光り、良い心を取り戻す。


・「♪悪魔の声がささやくよ」「♪ああ突然かわるのよ ふたつの心」

所々の歌詞だけ覚えている ロールパンナの歌。


・「♪君は小さな歯車で ぼくも小さな歯車さ」

映画『ロールとローラ』で歌っていた、歯車の歌。


・映画館で見た『ロールとローラ うきぐも城のひみつ』で、黒いにょろにょろ みたいなシーンが

怖かった印象があり、一番記憶に残っている。



昔の記憶を思い出していく中で、気になってきたのが


・メロンパンナより後に生まれたはずなのに、なんでお姉ちゃんなんだろう?


・なぜ、ふたつの心を持つようになったんだろう?


・どんな声で、どんな話し方をするキャラだったっけ?


・ふだんの性格は、明るいのかな?暗いのかな?


ロールパンナの生い立ちが気になるけど、

昔 見ていて 既に知っているはずの記憶が

失くなっている事にも気づいた。


ロールリボンが武器だった事も、最近の動画を見て 思い出した🎗️

(けっこう肝心なところを忘れている)



過去の動画を振り返り、少しずつ昔の記憶がよみがえる。

同時に、初めて知る事もあった。


・10年に1度だけ咲くと言われている「まごころ草」の花をメロンパンナが見つける。


ジャムおじさんがご褒美にと、「メロンパンナちゃんのお友達を作ろう」と言うと、

メロンパンナが「お姉ちゃんが欲しい」と言うので、姉として生まれる事になる。


・実は、バタコ&ロールパンナ&メロンパンナは3姉妹。


・ジャムおじさんが入れた「まごころ草」と、

ばいきんまんが入れた「バイキン草」により、

ふたつの心を持って誕生した。


・ロールパンナの初登場回は、1994年9月19日。

(私がこの世にデビューしたのと同じ年で、ちょっと嬉しい😆)


・「青いハートが輝くと、みんなに迷惑をかけてしまうから」と言って、

普段はひとりで ひっそり くらやみ谷に暮らしている。




私が思う、ロールパンナの一番の魅力は、

メロンパンナとの姉妹愛。


空を見上げたり、花を見たりしながら、「メロンパンナ…」と呟くシーンが何度もある。


メロンパンナの助けを呼ぶ声には、どこにいようと

すぐ駆けつける。


メロンパンナが「一緒にパン工場へ帰ろう」と言っても、

傷つけたくないが為に、静かに去って行ってしまう。


バイキン草の力が強くなると、

「お前など、妹ではない」と言い、最愛のメロンパンナの事でさえ敵視する。



パンナ姉妹を見ていると、
つい 自分の事と 重ね合わせて見てしまう。

私にも妹がいて、昔は妹と仲良く遊んだ。

それこそ、ふたりで「それいけ!アンパンマン」を見たり、
アンパンマンのおもちゃで遊んだり…

「妹にはメロンパンナちゃん、
私はお姉ちゃんだからロールパンナちゃんね」と言って、
ふたりでパンナ姉妹のポーチをぶら下げて出かけたり👝

ふたりで笑い合った光景が、目に浮かぶ。


でも、いつしか 会話もしなくなり、
生活リズムも合わなくなった。

妹は秀才で、才能も光り、夢を叶える努力家。

私は、妹に負け 嫉妬し、
誠意を持って生きられなくなった。

いまだ素直に妹を応援できない…
でも、昔のように仲良くしたい…

現状を変えたいけど、
自分の想いがまだ明確でないような気がする。



実家にいた頃は、毎日が絶望的。

マイナス思考でいる事は むしろ普通で、
それが私にとってのホームポジション。

それでも、夢や憧れは忘れなかった。
なぜなら、サンリオ・ハローキティの存在があったから。


“本当はこうしたいんだなぁ”と、
自分の本心に気づかせてくれる、大切な時間。

ピューロランドにいる時だけは、
自分の心がイキイキしている気がした。

でもピューロランドから帰ってくると、
心境は一変。

この差が激しく つらかった。


いつも人に優しく、清らかな心のハローキティ…

私もキティのようになりたいと願いつつも、
日常は 人を憎んでばかりで、歪んだ見方をして、
すぐ反抗的になってしまう自分…。

キティと自分を比べると、
天と地にいるような遠い存在。

ハローキティには 会える機会も沢山あるし、
お店に行けばグッズも沢山売っている。

一方、ロールパンナは、登場回もグッズも少ない。

物理的距離はハローキティの方が近いけど、
心理的距離はロールパンナの方が近く感じる。


夢や目標を立てる為には、ハローキティが必要。

でも、夢が大きすぎて…現実とかけ離れすぎて…
漠然としてしまう事もあるから、

そんな時は、ロールパンナと一緒に、小さな幸せを見つけよう🍀💠