『映画 それいけ!アンパンマン

ばいきんまんとえほんのルルン

一夜限りのアンパンマンナイト 特別試写会』

に当選させていただき、

一般公開の一週間前に特別視聴させていただきました🎥



まさか本当に当たると思っていなかったので、

感謝感激です😆⤴️💓


すぐに感想を書きたかったけど、

これから見に行かれる方の楽しみを奪うのも良くないので、

しばらく封印していました🙊


そろそろいいかな~と思い、

映画の感想を書いていきます✏️


(超 個人的意見を主張して、

辛口な感想もありますので、ご了承ください🙇)




いつも やられてばかりで、
負けっぱなしの ばいきんまん。

そんな ばいきんまんが、
怖がりで臆病なルルンの背中を押します。


何度でも立ち上がる事の大切さ…
その勇気を持つことを、
ルルンに教える ばいきんまん。

ばいきんまんが言うからこそ、
説得力と感動がある。

「この映画を観て、ばいきんまんが好きになった」
という声を多く聞いております👂️


ただ… ロールパンナ推しの私としては、
どうしても引っかかってしまう点があります。

それは…


「アンパンマンを呼んで来い!」のシーン。


ばいきんまんは、これまで何度も、
ロールパンナにバイキン草のエキスを入れてきました。





「アンパンマンはお前の敵だ!」
「アンパンマンを倒すために、
お前は生まれてきたんだ!」

そう促して、アンパンマンと戦わせてきました。

その度に、アンパンマンを傷つけ、
メロンパンナを悲しませ…

罪を感じているロールパンナは、
みんなから離れて、ひとり くらやみ谷で暮らしています。


寝床もないし、
食べ物はどうしているんだろう…?
夏は暑いだろうし、冬は寒いだろうし…🥵🥶
大荒れの天気で、雷にうたれて倒れたこともありました⛈️

ばいきんまんには、立派なバイキン城があって、
部屋数も多いし、家族もいるし、
けっこう良い暮らしをしていそうです。


お腹が空けば、みんなから食べ物を奪い取るし、
けっこう欲望のままに生きていますよね。

アンパンマンを敵と思うなら、
アンパンマンに助けを呼ぶのではなく、
自分の仲間に 助けを求めればいいのに…と思ってしまいました😓

アンパンマンに助けを求めた時点で、
「自分の負けを認めた」ようにも見えました。


でも、サンリオのような
「みんななかよく」の理念が好きなので、
アンパンマンとばいきんまんが
力を合わせるシーンは、
感動ものでもありました。

ばいきんまんが アンパンマンと協力的になれるなら、
ロールパンナのバイキン草を抜いてあげればいいのに…と思いました。

そうすれば、パンナ姉妹が一緒に暮らせる🏠️
ふたつの心の間で 苦しむことも無くなる。

でも まぁ、ロールパンナは
ふたつの心があるキャラクターだからこそ、
魅力なんですけどね。

自分の業を背負って
切なく生きているところに惹かれて
ハマってしまったのが 私ですから(笑)

もし、ただの純粋な正義キャラだったら、
ハマっていなかっただろうなぁ…😅


ちなみに…
映画公開日に、アニメで放送された
『ベビーロールパンナとメロンパンナ』のお話が
良すぎて涙が出ました😂


ベビー化したロールパンナは とっても純粋で、
メロンパンナとあんなに楽しそうに遊んでいて…


メロンパンナがずっと夢見ていた日が
実現したような感じで、
とっても微笑ましい光景でした。

個人的には、映画より感動しました😂笑





















(前記事の続きです。)


明るく社交的なハローキティと違い、

無口でクールなロールパンナ。


みんなの輪の中に入らず、

ひとりで居ることが多い。


彼女の最大の特徴は、

「正義の心」と「悪の心」を持っていて、

二面性であるということ。



「優しい心」と「悪い心」の両方を持っている
ロールパンナは、
いつも その狭間で苦しんでいる。



私が キティに憧れてから、
ずっと見ないようにしてきた…
隠し続けてきた…
押さえ込んできた…
「悪の心」。

ロールパンナが苦しむ姿を見ていると、
私も その気持ちがわかるような気がする。


実家を出て行ったり…


私に会いたいと言っている身内や、
いとこの結婚式への誘いも断る。


人とのぶつかり合いが多く、
時には ぶちギレて 攻撃的になる。




…キティだったら、絶対にそんな事はしない。

家族とも仲良しだし、

パーティーやイベントに招待されたら
喜んで行くだろうし、

いつも相手のことを考えて、
思いやる心を忘れない。



本当は私も、
キティのような、絵に描いたような幸せを
実現したかった。

でも、目指そうと すれば するほど 苦しくなる。

「悪の心」が出てしまうと、
罪悪感でいっぱいになる。

キティ と 私 は、
「天」と「地」ほどの距離感があるように思えてしまう。

私を「0」とするなら、キティは「100」。

「0」か「100」かでしか ものを見ないから、
思考が狂っていたのかもしれない。


私にとって、ロールパンナは
「50」のような存在。

悪い心を持っているけど、
花を愛したり、動物を可愛がったり、
優しいところも沢山ある。




そして何より凄いのは、
妹のメロンパンナへの強い愛情。

パン戦士6人の中で、
ロールパンナだけ「ロールリボン」という
武器を持っています。

これには、
「武器を持ってでも、
守らなければならない人がいる」
という想いが込められているのだそうです。

実は 誰よりも 愛情深いのかもしれません。



パンナ姉妹を見るようになってから、
私も妹のことを思い出すようになった。

実家を出る時、
父と祖母には ちゃんと挨拶したのに、
妹には何も言えず、顔を見ることも出来なかった。



小学生の頃、先生から
「こんなに仲の良い姉妹は なかなかいない」
と言われるくらい、とても仲良しだった。

私の誕生日に、妹が
「これからも 世界一、仲のいい姉妹でいようね」
と手紙を書いてくれたり💌

「将来はふたり暮らししようね」と
妹と話していたくらい、
本当に仲良しだった😃🍒😃

それが今では、
全く連絡も取り合えないくらい、
距離が離れてしまった。


メロンパンナが、
「お姉ちゃん…私のこと、忘れちゃったのかなぁ…」
と寂しそうな顔をすると、
私も泣きそうになってくる。



ブラックロールパンナが、
「おまえなんか知らない。
二度と私の前に現れるな。」
と言っているのを聞くと、
「私もいっそのこと、妹なんて忘れたい」
と思ってしまう。


私も、善悪の心の間で揺れてしまう。

そんな 不安の多い 姉妹関係 だからこそ、
パンナ姉妹が尊く見える。
寄り添いの存在になってくれる。
私ひとりじゃないって思わせてくれる。

いつか、私達の望みが叶う日が来るといいね。



































「誰だって 暗い気持ちになることがある。

光を見たくないときも。

思い出して、みんな。

いちごの王さまは 教えてくれたわ。

優しさと思いやりの心があれば、

どんな時も 誰とでも

仲良く 助け合って 生きていけるって。

心はみんな一緒なの。

私達も、女王も。

だから、闇の女王とも仲良くなれるって

信じたいの。」


(ミラクルギフトパレードより)




私は、ハローキティの この言葉がきっかけで、
キティのことが好きになりました。

両親の離婚…
家族の不仲さ…
1ヶ月足らずの退職…
摂食障害…
夢への挫折…

自信を失い、真っ暗な人生を歩んでいる中、
キティの言葉が、
私の心に 光をさしてくれた。


サンリオの企業理念は、「みんななかよく」。

私にとって サンリオは、
自分が居る環境とは
正反対の世界。

それは…
優しくて、温かくて、愛に満ちていて、
夢が溢れていて、心が安らげる場所🌈


いつか 私も、キティのようになりたい。
サンリオのような世界にしていきたい。
私は もう一度、夢を抱くことが出来た。


以来、キティのぬいぐるみや洋服、
アクセサリーなどを見つけては買い込み、
キティグッズがどんどん増えていった。

買い物をしている時は、
身も心も キティのようになれた自分を想像し、
未来の自分に希望を抱けて、
とてもワクワクしていた。


しかし…
家に帰ると、
その輝きは あっという間に消えてしまう。







散らかり放題の部屋に、
ぬいぐるみを飾るスペースもない。

せっかく買った服も、
祖母に見られたら「そんな格好して…」と
変な目で見られる。
だから、着ることも、洗濯に出すことも出来ない。

結局、一度も着ないまま、
しまわれている服が殆ど…。

部屋が散らかり過ぎているので、
どこに置いたのかさえ
分からなくなってしまう。

買ったことも忘れて、
同じものを ふたつ以上
再購入してしまう事もあった。


家に帰る(現実に戻る)と、最悪な気分になる。

だから、頻繁に、何度も、
サンリオの世界に浸り込むようにしないと、
自分が保てなかった。



今 思うと、
あの頃の自分は、
「憧れ」と「現実」の差が違いすぎて、
余計に辛くなっていたのではないかなぁ…と感じた。


キティのように、優しくありたい。
サンリオのように、「みんななかよく」したい。

だから、みんなの顔色を伺って、
みんなの言われた通りにやって、
自分の汚い部分を見せないように、
人に合わせてきたつもり…。

でも、私の心は満たされなかった。

それどころか、
私はこんなにやってあげたのに…
あなたの為に、言う事を聞いてあげたのに…
なんで私だけ、こんなに我慢しなきゃいけないの?
なんで私ばっかり 振り回されるの?

見返りばかり求めてしまい、
人のことが どんどん嫌いになっていく。
憎しみや恨みばかりが大きくなっていく…。

「みんななかよく」を目指して
頑張ってきたはずなのに、
逆の現象が起こっている。

何故なのだろう…?

私は、
キティのことを…
サンリオのことを…
本当に愛しているんだよね…??

なのに、
遠ざかっているような気がする。
どうして上手くいかないんだろう…?

そんな風に考えていたら、
違う世界のキャラクターが、
私の頭の中に 突然 現れた。


そこから また、新しい物語が始まる。

(次の記事へ続く)