ご無沙汰しちゃってます。こんばんは。ヒロキです。
今日はうれしいお知らせが舞い込んできました。
3年前に適応指導教室で出会った中学3年生の生徒。絵描きのAnnaの2つ上の先輩になりますが、本日大学受験の合格発表があり、見事合格しました。うれしい連絡ありがとう。そして、おめでとう!
中学時代、不登校だった彼女。私が勤め始めた翌日に適応指導教室ができて担当になってから、しばらくして出会いました。すぐ夏休みでしたので、1学期に適応指導教室に登校したのは数回でしたかね。2学期になって、私がやっていた「どんぐり」が島田駅近くのイベントに出店することになった時、「何か作って売ってみたら?」と言うと、くるみボタンで髪留めを作ることに。オリジナルの絵を布に転写してボタンを作ったり、お父さんのいらなくなったネクタイの生地を持ってきてボタンにしてゴムを通して作っていました。登校日も増え、というか制作をしに毎日学校に来てましたね(笑)当日もおうちの方も来てくれて、張り切っている姿を見て喜んでくれていました。もう一人の友達と一生懸命呼び込みをして接客をして。人見知りの私より立派だったわ(笑)

進路を選ぶ時、通信制か通学か悩みました。が、「自分だったら通信は無理だなぁ。自分に甘いから続かないと思う。」なんて私の無責任なアドバイス(笑)
結局、高校は通学コースの道を選び、3年間頑張って通ったようです。というか、通っていました。大学受験も学校推薦だったようですよ。すごい。私が高校時代は、底辺を這いつくばってましたから、学校推薦なんかとてもとても(笑)
高校に進学してからも時々「どんぐり」に遊びに来てくれたり、どんぐりでのイベントにもお手伝いに来てくれました。陶芸を作りにも来てくれ、先日は釉塗りと本焼きの作業をしに清水まで一緒に行きました。その帰りに神社で合格祈願をしたのも良かったかしら。
その日の帰り道、彼女にこんな質問をしました。
「どうして学校に行かなくなったのかね。小学校、中学1年までは普通に行ってたんでしょ?今だからこそわかることはある?」
「それが自分でもわからんだよね。」
それが答えでした。わからないんだよね。なんとなく・・・起きれなかったり、なんとなく・・・行く気になれなかったり。
「お母さんはなんか言ったっけ?」
「それがありがたいことに何にも言わなかったんだよね。後で聞いたら、何も言えなかったらしいけど。」
彼女はしっかりした子で、真面目な子でしたからね。でも、プライドは高かったりして(笑)
周りに期待される姿(もしかすると自分自身が期待する姿)とそれに応えられない自分とのギャップを感じたのか、人前で失敗した姿を見られたくないという気持ちからなのか。
いずれにせよ、高校三年間頑張って通い、大学受験に合格しました。大学では、不登校の子や引きこもっている子たちの支援などについて学びたいんですって。