
私が何を言うこともございません。釈迦に説法ですよ。なぜなら一番近くでお子さんを見てきて、実際に日々関わってらっしゃる方はお母様ですから。頭の下がる思いでお話を伺いました。
ひとつだけお伝えしたことは、あれもしてあげた方がよい。これもしてあげたら…と自分を追い込まずに、できることを一つしてあげてということです。お子さんができたこと、手伝ってくれたことを誉めたり、ありがとうって言ってあげてねということです。
お話しながら私自身に言い聞かせている気がしないでもないですが(笑)
今日のお母様は、ちゃんと実践されています。お子さんを理解して一生懸命子育てをされています。しかしながら、子育てとお仕事と両方のご苦労をされていて、時には辛くなることも逃げたくなるときもありますよね。自信を失いかけるときもありますよね。
それでいいじゃありませんか。
お子さんにはお子さんの悩みや課題が、お母様にはお母様の悩みや課題があります。今困っていること、今悩んでいることは今聞いて欲しい。今アドバイスが欲しいんですよね。例えすぐに解決できなくても、「今」なんですよね。
「みんな、そういう悩みがあるものよ。」
「そんなもんよ、男の子なんて。」
そんな言葉や慰めは全く役に立たないし、いらない。で、どうしたらよいの?という思いしか残らない。親身になって相談にのってくれる場所や人がいたら何て有り難いか。そう、お母様はお話してくださいました。
わくわく広場どんぐりは、不登校の子どもたちの居場所の一つになればという思いで、4月から不登校の子どもたちを受け入れていきますが、子どもたちだけでなく、親御さんにとっても、良い場所になれたらいいなと思います。
最後に、今現在ご苦労されている真っ只中、
「こういう私の経験が、他の悩んでいるお母さん方やお子さんのお役に立てたら。」
とおっしゃったお母様の素晴らしさに感服しました。
貴重なお電話ありがとうございました。