理佐:私もね、あの橋に立ったことがあるの。


愛佳:…え?


理佐:死にたい って強く思って。
だから、愛佳を見た時、声をかけたの。
ほら、見て?




そう言って、差し出された理佐の細い腕には
リストカットの跡があった。


痛々しくて、見れないものもあった。




愛佳:どうして、そんなこと…


理佐:両親に捨てられて、散々な生活を送ってきたの。だから、愛佳と一緒で愛情を与えられたことがない。



愛佳:同じなんだ…


理佐:(コクッ)




今まで話していた理佐より、なんだか
弱々しく感じた。



私は、理佐の腕の傷を自分の手を優しく当てて
私は理佐を抱きしめた。





理佐:愛佳?


愛佳:ありがとう。


理佐:…




そう言うと、心なしか肩がじんわりと
濡れてきた感じがした。




 

愛佳:理佐…私は、理佐だけを愛したい。
だから、理佐の初めての愛情を私にちょうだい。


理佐:ふふっ。




理佐は笑ってたけど、頷いてくれた。



本気だよ…?






私は、あなただけを愛すから…



その想いを込めて、私は再び理佐にキスをした。