【お気に入り度★★★★☆】

 

【あらすじ】

製菓メーカーの御曹司である藤原壮亮。

表向きは順風満帆に見えるが、実は「人に触れられない」潔癖すぎるという秘密を抱えており、対人関係に悩んでいた。

 

一方、天才ショコラティエであるイ・ハナ。

彼女もまた、人の目を正面から見られないという「視線恐怖症」というトラウマを抱えながら、「匿名のショコラティエ」としてチョコレート作りに情熱を注いでいた。

 

2人が、人気チョコレートショップ「ル・ソベール」を舞台に出会い、互いの「触れられない」「見られない」という壁を抱えながらも、チョコレートを介して少しずつ距離を縮め、心を開いていく。

 

【雑記】

日韓合作のドラマ、ということで、もちろん視聴しましたよ。

 

日韓合作といえば、「愛のあとにくるもの」の記憶が新しいですが、わたし的にはちょっともやもやするドラマでしたので、この「匿名の恋人たち」はどうなんだろ???とやや懐疑的に見始めました。

 

でも、そんなことは全くなくて、むしろ1話から飽きることなく、最後まで楽しむことができました。

 

まずは、小栗旬とハン・ヒョジュのケミがよかったのでは??

ハン・ヒョジュさんの日本語の上手なこと!

日本在住の韓国人そのものっていう自然な感じがしました。

小栗旬は、若かりし頃のイメージ(10代、20代)が強すぎて、ごめんなさい、「誰しも老けるものなんだわ~」と思っちゃって、そっちに気を取られてしまいました(笑)

でも、落ち着いた大人の男性っていう感じで、なかなか良かったですよ~。

 

その点、赤西仁は、老けとか感じさせず相変わらず色気漂うかっこよさ。

ハナさんが密かに思いを寄せる男性役で、ドはまりでした!

 

ストーリーのメインとして、人に触ることができない壮亮と、人の目を直視できないハナのラブ。

ひょんなことから、お互い手を握って、目を合わせるっていうシチュエーションが訪れるわけです。

他の誰ともできなかったことが、お互いだけは、不思議と何事もなくできちゃったことに、本人たちもびっくり!

 

そこから、だんだんと距離が縮まっていく2人♡

 

周りの人々も、みんないい人たちで、ほのぼのとしました。

赤西仁が演じる高田さん、中村ゆりが演じる精神科医のアイリーン、奥田瑛二が演じるル・ソベールの創始者である健二さん、ル・ソベールの仲間達。

それぞれの思いが交錯したり、同じ思いで頑張っていたりして、いいな~とほっこりします。

 

そして、チョコレートを通して、温かい心の交流が生まれていく様も素敵です。

やっぱり、チョコレートって不思議な力のあるアイテムですね。

各話で、「わさびチョコレート」「オランジェット」などがテーマとなっていたりと、脚本の良さも感じました。

 

最後の方で、ちょっとひと悶着あるのですが、最終的には誰も悪者にはならずにほのぼのと一件落着するのもまた良かったです。

 

星★★★★4です!