【お気に入り度★★★☆☆】
【あらすじ】
精神病棟の保護士ガンテ。
自閉症スペクトラムの兄サンテはと暮らしている。
ガンテは、兄のためにと献身的に生きてきた。
兄サンテが大ファンであるという、童話作家のムニョン。
彼女は、愛を知らずに孤独に育ってきた。
【雑記】
キム・スヒョンがやはりすごい演技で圧倒されます。
演技力ハンパない、「泣きの天才」と呼ばれるだけあります。
そして、目で演技する俳優さん。
目の表情だけで伝わる感情。
主人公ガンテは、自閉症スペクトラムの兄を支えて生きてきて、様々な思い、葛藤を抱きつつも、お兄さんに対する兄弟愛が大きいんです。
胸がキューっとなるような切ない思いと、それでもたった一人の兄を想う気持ちと、どちらも共感することができました。
自分には経験ないけれど、なぜか。
童話作家ムニョン。
サイコパス感、出てました(笑)
最初の方で、ナイフきら~んみたいなシーンでサイコ感だしていましたが、だんだんと、実は愛情に飢えた孤独な女性なんだと気づきました。
回を追うごとに気の毒になってきて、道路を一人で呆然と歩いているシーンでは、ガンテでなくても守ってあげたくなります。
ガンテとムニョン、2人とも生きづらさを抱えながら不器用に生きてきて、お互いに心の傷を癒していくストーリー。
2人の胸キュンシーンも素敵です♡
そして、お兄さんサンテ役のオ・ジョンセ。
自然と役にハマっていて、温かみのある素敵な俳優さんでした。
弟のことを兄として守っていこうとする姿にほっこり。
特別出演で精神を病んでしまった青年の役を演じたクァク・ドンヨン。
世間体ばかり気にする両親に「お前はバカだ」と蔑まれて育ってきた青年が、心を解き放ち、裸で公衆の面前で踊って自分をアピールする姿がかなり衝撃的。
そのシーンは、とても印象的で、胸がジーンときました。
あと、サスペンス要素もあって、犯人が「え?!この人???」みたいなびっくり展開でした。
