

日本学生支援機構の奨学金を借りる場合の保証制度を3回に分けて書きました。
今日は返還についてです。
こちらも明日以降とに分けて書きます。
申込み時に返還方式の選択があり
返還方式
返還方式は所得連動返還方式又は定額返還方式のどちらかになります。
奨学金は第一種と第二種とありまして
第一種は所得連動返還方式又は定額返還方式のいずれか1つを選択
第二種は定額返還方式となります。
所得連動返還方式ー所得に応じた月額で返還
毎月の返還額によって返還期間が決定
(前年の所得で決まり、所得が低い時は返還額も低く返還期間が延び、所得が高い時は返還額が高くなり返還期間が短かくなります)
所得があまり高くない時でも無理のない月額で返還出来る
定額返還方式ー借りた総額に応じた月額で返還
貸与総額により返還期間(最長20年)が決まり期間に応じて決まった金額を返還
最後まで同じ月額で返還出来る
所得連動返還方式にはいくつか決まりもあり
・保証制度は機関保証制度が必須
・減額返還制度は利用出来ない(後日書きます)
・返還時、被扶養者になった時は扶養者と両者の課税対象額に基づき返還月額を算出
などなど…
割賦方法
定額返還方式では割賦方法が選べます(所得連動方式の場合は月賦返還となる)
月賦返還…返還総額を毎月均等に分割して返還
月賦・半年賦併用返還…返還総額の半分を毎月、残りを半年賦(1月と7月の半年に1回)で返還
毎月の返還額は月賦返還のみの半分ですが1月と7月はおよそ3.5倍
第一種については高校の評定平均が3.5以上であったり家計基準があるので申し込んでも不採用となる事もあるので
第二種奨学金の方が多いかもしれないので自動的に定額返還方式になる人の方が多いかもしれません。
第一種奨学金制度では所得連動返還方式だと所得によっては定額返還方式を選択するより月々の返済金額が多くなる事もあります。
モデルケース日本学生支援機構からお借りしてます
あくまでもモデルケースですが定額返還方式の返還額より所得連動方式の方が常に返還額が低くいと
5年間で支払う金額が定額返還だと総額約80万円に対し所得連動方式は51万円程度となり30万円の差が出ます。
その分期間が長くなってしまいますね…
将来がなかなか見えない中で定額にすると返済に無理が生じる場合もあるかもしれないし
また所得連動して低くなって返還の期間が延びたり所得が上がり返済額も上がると返還の計画が変わってしまう事もあるので
どちらにしても良く検討する必要がある様です。
申込み時に選択した方式は進学届で変更出来ますが貸与が終了した後は所得連動返還方式から定額返還方式への変更は出来なくなり
また返還誓約書の提出時(我が家は現在ここ)に選択した割賦方法はその後は原則変更出来ませんので要注意です
続きます…