もうこれで何度目の“否定”だろうか。
賑やかに語られている場でそこに私も混ざりたかったから思い切って声にだしてみたのに、返ってくるのは冷ややかな視線。
隠すつもりもない嘲笑。
それらはまだいい。
反応が返ってくるということは、私を認知しているということだから。
幾人かは私の存在を認めようとせず、通り過ぎていく。
確かにそこにいるのに、まるでいないものとでもしているかのような振る舞いは、私の心を深く抉った。
なにがいけなかったのだろうか。
なにを間違えてしまったのだろうか。
あまりにも自分に向けられるものが辛辣すぎて、あたかも“それこそ”が“普通”なのではないかと錯覚してしまう。
“私”が“そういう風に接してもいい人間”であると、疑わずにはいられなくなる。
よほど私は彼らにとって異質な存在なのだろうか。
この髪もこの目も。
みんなと同じ色や形をしているのに。
体に巡る血も、彼らと同じはずなのに。
努力はしてきたつもりだった。
彼らの機嫌を損なう言動は慎み、常に顔色を伺って、ひたすらどれが“正解”であるか注意を払ってきた。
しかし、私に向けられるものはいつもかわらず冷たいもの。
もう疲れた。
疲れ果ててしまった。
彼らの顔色を伺ってどれだけ自分をコロしてきたかわからない。
何度心にナイフを突き立てたか、今はそれすらどうでもよくなるほど、私はこの場にいるのがもう耐えられなくなってきている。
なにをしても無駄だった。
懸命に努力しても、なにも変わらなかった。
私が置かれている立場はどの道を行こうとも、捨て置かれて当然なのだ。
そう、私は彼らにとって必要のない人間なのだ。
いてもいなくてもいい存在。
むしろ、いなくなってくれたらと願われる存在。
それならば。
私は最後のはなむけとして、あなたがたの望みを叶えましょう。
私という存在を“否定”するあなた方にとって、忌むべき存在はこの場より立ち去りましょう。
願わくば、それであなた方の心が少しでも救われますように。
はい、冒頭からここまで一体なんなんだ
って感じですね(笑)
実はこれ、今頭の中で必死にまとめているファンタジーの、主人公の独白みたいなものです![]()
別にこの部分を丸っと使うわけではなく、あくまでも主人公の気持ちに入り込むための準備運動的なかんじですね![]()
私はなるべくキャラクターたちの心情を自分に降ろしながら描くのですが、最近は年をとってきたせいかちゃんと書いておかないと入り込むことができなくなってきたんですよ![]()
いやだわー。
年とりたくないわー(笑)
まぁでも今回ブログを更新するついでに書いてみて、ハッキリと主人公が発起する理由を決められて良かったです![]()
(つなみに今日も仕事が少なくて早上がりさ!
)
これ以上書くとネタばれになってしまうため今回限りですが、むつき流『悪役令嬢』はここからどんどんプロットを組んでいきたいと思います![]()
