路地に響く蹄の音 | 遥かなる地の記憶

路地に響く蹄の音







ラケシュ旧市街、彷徨の旅。






リヤドを出た後は、

迷路のような路地を抜けて、

スーク(市場)へと向かいます。







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道すがら、耳に飛び込む、異音の数々。

妖艶なアラブ音楽。
軒先で繰り広げられる客と店主の掛け合い。
けたましいアザーン(礼拝の時を告げる朗詠)の声。


耳慣れない音感に、刺激をうける我が聴覚。










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引き続き、道すがら。

視界に飛び込んでくる、異国の情景。


細い路地を行き交う人。
レトロな自転車。
仏製の中古車。



そして










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車!


そうなんです、

ここマラケシュでは、

まだまだ馬車が現役★


荷台をひっぱるのは、







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こーんな立派なお馬さんもいれば、







こんなにキュートなロバさんも♪








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カメラを向けると

目線をそらしてしまう、

シャイなロバさん♪


ロバなんて、童話の世界の生き物だと思っていたワタクシ。

迷宮都市マラケッシュでは、車が入れない狭い路地の

貴重な運搬役としてバリバリ活躍中。


古い街並みに溶け込むその姿は、

中世にトリップしたかのよう。









感を刺激され、

圧倒される旅人を横目に、
また一台、馬車が通り過ぎていきました。







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遠いところに来たんだ・・・



ふと、そんな思いに駆られる異国の地のひとコマ。








こは、日本の遥か西、日の沈む国。



馬たちの息遣い、
石畳の路地に響く蹄の音に、
ココロ躍らせるマラケシュの路地でした★








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