偽窓 プリア・カン⑥
伽藍の壁に彫られた、多彩なレリーフ。
仏像から、神の姿、はたまた動物まで、実に豊富なラインナップ。
アンコール遺跡の彫刻は、どれだけ眺めていてもあきません。
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そんな彫刻の中でも、ユニークなのが、こちら。
フレームに収められた、3本の円柱。
これは、本物の窓に似せた、“偽窓”と呼ばれるアンコール建築の独特の様式。
本物の窓は、円柱の隙間があいて風を通しますが、壁に円柱を彫られただけの偽窓に、
窓としての機能はありません。
なぜ?なんのために?
☆
これは、また別の偽窓。
年季を感じるレリーフですが、アートのような存在感。
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こちらの祠堂の右の側面にも、偽窓があるのが見えますが、石柱の上半分が、むき出しの石のまま。
これはひょっとして、造りかけ?
未完成のまま、放置された彫刻が多く残るのが、アンコール遺跡の特徴。
と、ガイドブックにはありました。
精緻で調和の取れた彫刻は、神々の世界を思わせるほど美しい反面、
どこか人間らしい一面も併せもつ、アンコールの遺跡。
こんなギャップを楽しみながら遺跡をめぐるのもまた、楽しかったりします☆
どこか人間らしい一面も併せもつ、アンコールの遺跡。
こんなギャップを楽しみながら遺跡をめぐるのもまた、楽しかったりします☆

