こんにちわ、ONLY ORIS 店主の立花です。
誰しも、自分の腕時計を長く愛用したいと思います。
せっかく購入した時計が3年や5年で使えなくなることは悲しいですね。
そうならないためにも、しっかりとした日々のお手入れが必要です。
1.なぜ手入れが必要なのか?
オリスは日本でもよく名の知られている機械式時計メーカーです。
小さい部品がいくつも組み合わさって出来ている品物ですから、一秒ずつ時を刻んでいるだけでもゼンマイなどは摩耗・劣化していきます。
また部品を円滑に動かすために使っている油が酸化して固まったりしていくこともあります。
手入れをせずに使い続けていけば、やがては時を刻むことがなくなるだけでなく、部品が壊れて使い物にならなくなるかもしれません。
ですが、定期的にオーバーホールをして、汚れやサビを取り除き、壊れている部分は修理していくことで数十年、百年と長い年月の仕様が出来るようになるのです。
2.金属バンドのお手入れ方法
ORIS(オリス)の腕時計が金属バンドであったとき、そのまま皮脂や汗がついた状態にしていると錆が出てくるかもしれません。
薬局などで売られている精製水と歯ブラシで金属バンドについた汚れを取り去っていきます。
それだけでは汚れが落ちないようであれば、重曹を混ぜた水を洗浄液にすると汚れが浮いて綺麗にしやすくなります。
それから接合部分などの隙間に詰まった汚れは爪楊枝の先にコットンと掃除用のエタノールをつけて拭い去っていけば綺麗になります。
3.時計本体のお手入れ方法
オリスの腕時計本体の汚れは、歯ブラシで大雑把に汚れを取り去った後は、セーム革のクロスを用意して丁寧に拭いていきましょう。
石鹸や洗剤は汚れが落ちるかもしれませんが、部品の劣化を招く恐れがあるので使わないようにしたほうがいいです。
防水加工であれば、水に濡れてもすぐに壊れることはないでしょうが、こすり洗いをしているときに竜頭などを動かしてしまい、隙間から水が入り込むこともありますから、やめておくほうがいいです。
4.ラバーバンドのお手入れ方法
ORIS(オリス)でラバーバンドが使われている時、汗や皮脂で錆びないとしても、手入れしなければ臭いがこびりついてしまいます。
ただ気をつけたいのは、ラバーですから固いものでこすれば傷がついてしまうことです。
それから使用する洗剤によっては、変質してしまうおそれがあります。
理想的なの固く絞った濡れタオルと中性洗剤を使って汚れを落としていくことです。そして綺麗にした後は、乾いた布で水気を取らないとひび割れの原因となります。
5.皮革バンドのお手入れ方法
オリスのメンズ時計の皮革バンドは、使っていくうちにひび割れてきます。
その理由は、時間が経過するとともに革に含まれている水分が失われて乾燥するからです。
ですから汚れを取り去るのと同時に乾燥対策をしなければいけません。
そこで革用のクリームを塗り込んで、保湿をしていきます。
ただ塗りすぎてしまうと、革の通気性を奪ってしまうし、酸化してひび割れを引き起こすかもしれません。
ちなみに染み込んだ汗や皮脂が臭いを放つこともあるので、そのときはぬるま湯に中性洗剤を入れて30分ほどつけておき、日陰に干しておくと改善されます。