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オーバルダイヤ エンゲージリング03 CAD(立体設計) K18PG×Pt900

前回決まったデザイン、今回から製作に入ります。
その前に少し小話を。

宝飾製作には大きく2つの作り方がありまして
1つは貴金属の塊を叩いて延ばし、糸鋸で切ったり、ヤ
スリで削ったりという、直接加工していくやり方。

もう1つは、WAXと呼ばれるモデルを作り、
それを型にして溶けた金属を流し込む鋳造というやり方。

これら多くは手で作りまして、
製品毎に有利なやり方をチョイスするというのがセオリーです。

んでですね、近年台頭している第三の手法というのがありまして、それがCAD/CAM。

こちらキャドキャムと読みまして、日本ではCAD:キャドって言う方が一般的かも。
コンピューター支援設計/コンピューター支援生産ってニュアンスです。

まぁやり方としては10年以上前からあり、
呼び名としても事業所、事業者によって色々あるかもしれません。

NCとかマシニングとか立体出力とかデジタルファブリケーションとか
共通しているのは製作工程全体から1つの工程を抜き出して呼ぶ場合が多いかしら。

前置き長くなりましたが、やってる事は全て同じ。
「PC上で立体データを作って、専用の機械で出力する」のです。

最近巷を賑わしている「立体プリンター」あれと同じ?様ななものです。

今回はそのやり方で作ります。


では概要でお伝えした通り、実際の製作に入る訳ですが、
機械が作ると言いましても、基のデータが必要な訳です。

前回お見せした平面データをベースに、立体データを用意します。

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と、まぁ難なくこうしてUPすると簡単に出来るもんだなぁと思われるかもしれません。

「CAD:キャド= Computer Aided Designの略語」書いて字の如しですが、
設計支援であって設計するプログラムではありません。

人が頭を使ってあーでもないこーでもないと煩悶しながら作るのは
コンピューター上でも同じなのです。
手で作るのと同じく0.1mm以下の数値を与えながらデータを作るのです。


という訳でこちらの3Dデータを先様にご確認頂き、
次の工程、すなわち立体出力へと進みます。次回、どうぞお楽しみに♪

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さて余談、CAD/CAMについて。
製造業種の方にしてみれば、馴染みのある言葉過ぎて
僕なんかが語るのはオコガマシイとさえ思うのですが。。。

宝飾業でこのやり方が支持されるのは他業種と少し趣旨が違うかもしれません。

1つは熟練の宝飾職人いらずという事。
機械が作るのと手で作るの、どちらが早く正確か?
局面にもよりますが、一般的にはやはり機械に軍配が上ります。

そしてこれ意外かもしれませんが
「思ってたのと違う仕上がり・・・」これが少ない。

あんまり内情を暴く様なマネはしたくないのですが、
いくら熟練のクラフトマンとはいえ、手書きのデザイン画の
「イメージ」を形にするのは難しいのですよ。。。

最終的にはコンマ何ミリという
実際の数値を伴ったアウトラインを与え無ければなりませんから。


このように実は宝飾製作のプロの現場も、オーダーで宝飾製作を依頼する皆様と
同じ心配が付きまとっているのです(/ω\)


「見えない気持ち、イメージ」を「すぅっと入ってくるモノ」に。

実際手に取れる形にするのが宝飾製作の本懐ですから。
現場は異様なまでに拘るものなのです。

指輪等の宝飾品、ほんと小さいものです。
だからほんの小さな違いで見え方が大きく変わる。

なんでこんなに小さい事に喧々諤々とやり合わないとダメなのか。。。
製作の現場でデザイナとクラフトマン、お互いふと頭をもたげる疑問。

それは一重に誰かの喜びの為。。。し、しかし。。。ぐぬぬ!!!



そこでCADな訳ですよ。先に3Dデータを作りますから画面上で検討できますし、
実際作る前ですから修正も比較的楽です。

そして更に踏み込んで、デザイナー自らが3Dデータを作る。
上記の問題が縮小されるのは想像に容易いかと。


という訳で現場でも重宝されるこのツール。
オーダーでも生かさない手はありません。

ただ何でもそうである様に、一長一短ありますからね♪
作るものにあわせて最適な技法をチョイスするのが大事だと思います。

地金を切った貼ったが多い当ブログですが、CADに興味ある方は
コチラに色々過去記事あります。

コレなんか見栄えして面白いかもです☆
エンゲージリング パヴェ03 立体設計(CAD)

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