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ココペリペンダント06 一体化

さぁ!いよいよ大詰め!
最後に全てのパーツを接合して一体化します。


一体化後に磨きにくい所は先に軽く磨いた状態で
ポジションを探り


「ロウ付け」という溶接に似た方法で接合していきます。
接合したい箇所に小さい金属片(これをロウと呼ぶ)を置き、

加熱する事でその金属が溶け、接着されます。


もちろんこの金属片も本体と同じ18金。
合金の配合が特殊なので、本体より融点が低いのですよ。


このロウ付け、微妙な融点の差を利用する接合方法です。

うっかり温度が上がり過ぎない様に加熱する「火加減」も難しいのですが、
チョイスする金属片の大きさや、置く位置なんてのも意外と奥が深く。。。


大きな動きの無い、「小さな金属片を溶かすだけ」の作業なんですが
意外と神経を使うものなのです。

傍目には「ただバーナー片手に本体を炙ってるだけ」に見えるでしょうね(/ω\)うぅぅ

まぁ、実際そうなのですが、作業者としては
「溶けた金属片が思ってない所に流れたら。。。」
そう思うと気を抜いて作業はできません(/ω\)

そして無事に作業が済むと、気が抜けるのか
アフターの写真も抜けていたりします(/ω\)

また次の工程で接合箇所も写っていると思うので、
マニアックな鑑賞されてる方はどうぞお楽しみに♪

ではでは!ここでいつもの!
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いや~毎度お決まりのセリフですが、どうか心のある読者様、
よろしく頼みましたぞ。。。


さて余談。
なんか毎度の事ですが「ロウ着け」に記事を大きく割いてしまいましたね。
この宝飾製作では多用される接合方法「ロウ着け」ですが、意外と生き物を扱う様で、
なかなかに気が抜けません。

ただ火で炙って金属片を溶かすだけなのですが、
意外と思ってる所に溶けたロウが流れてくれなかったりもします。

まぁ、ブログの写真ではいつも問題なく流れてるので、
ことさら難易度の高い技術の様に喧伝している様な気もして、気が引けるのですが。。。


例えばね、この金属片(ロウ材)の大きさや置く位置も重要とは言いましたが、
それを置く以前の接合する箇所の隙間だとかも重要で、さらにどこから火を当てて
どのくらいの温度にするかとか、もしミスった場合、どういう風にリカバリーしようかとか。

ある程度経験がないと綺麗に接合が出来なかったりするのですよ。

「だから、一般に売ってるものは極端にロウ付けされたものが少ない。」のです。実は。
例えばロウ付けが必要な二色のコンビの商品って、宝飾店の店頭の1割もないでしょう?
(ただ需要の関係かもしれませんが、それに甘んじて開拓が漏れた商品群なのかもしれませんね。)


まぁそれらを踏まえて、あえて
「ロウ着けを駆使して見せ場を持たせたものを作るか?」
というの事を意識していたりもします。


小さな指輪屋の生き残りをかけた戦略。といえば大層ですが、
毎度ゼロから作るので、大きな目で見ればロウ付けは大した労力ではないのです。
ロウ付けという手間を掛ける事で、磨きの作業は短略化され綺麗に仕上がったりしますし。


たかが接合するのが目的のロウ付けという技術。
デザインや作り方に上手く組み合す事で、大変見栄えのする商品が出来、
見る人がみれば「ああこれはオーダーで作ったんだな」なんてのが解ってしまうのです。


業務形態から生まれた小さなアドバンテージではありますが、
コツコツを積み重ねていると何れは人の嗜好に影響するのかと。

そんな事を考えつつ、同業者の方々に「ロウ付けもの」の依頼がバンバン入る事を祈っております(/ω\)


世のニーズを汲み取った大きな企業様から頂く外注の仕事も、
より手仕事系にシフトされれば、我々ギルドもさらに潤うのかと。

大企業が作る量産品も良いですが、小さな個人店だから出来る事もあると。
独立系の職人だから首を縦に振る事ができると。

例えばそれはこんなものですよ。という皆様への判断軸になれば幸いです。


ギルドが何をしてくれるかではなく、ギルドの為に何ができるか!
それが私の行動指針であります!!!


という高尚な気持ちはで文章を〆たいのではなくて、実はですね。。。

いや~先日東京に行った際に、このロウ材を買ったのですが、
グラム単価が金より高いんですよ(/ω\)

ほんのちょっとの量ではありますが、気分的にズッシリきまして。。。

今回の余談に至った訳であります。
駄文を連ねてしまいましたがご容赦頂ければ幸いです。

じゃ、また何か書くね♪