パールリング 01 要望がかたちになるまで | Welcome, Your only orders.

パールリング 01 要望がかたちになるまで

今回ご紹介するのはこんなお話。

とある先様がパールのネックレスを購入され、その際長さを調節する為に
両端の真珠を二つ取って、それをイヤリングに仕立てたとの事。

そしてこの度、「このネックレスとイヤリングに合うリングを」とご要望頂いたのです。

という訳で、先ずは先様がお持ちのパールに見合った「パール探し」から着手しました。

コチラが先様のイヤリング、そして右に写っているものが当方で用意したパール。
南洋真珠白珠大きさはφ10㎜程度だったでしょうか。


一般的に「こういうものが欲しい。」となった場合、
多くはネットで探したり、お店で探したりするのが普通かと思いますが、
こういった要望、特にそれが宝飾品だった場合は
やはり当方の様な「専門の業者に分がある」かと思います。

先様にこちらのパールの大きさや品質、そして価格を伝えOK頂きましたので、
平行して進めていたデザイン、それに合わせていざ製作!でございます。

この様な、比較的柔らかいロウソクの蝋の様な樹脂を

ザックリ削り出しまして

この様に。ご要望の形を作り出します。


大まかな形が出来た所で、珠と合わせてみて

先様のイメージと大きな違いがないか?再びご確認頂きました。


このご時世、メールがあって本当に良かったなと思います。
「写真を撮って先様に常に進捗をお伝え出来る」からです。

これが一昔前だと態々足を運んで頂くか、封書で写真をお送りするか?
それともそれらを省いて「信用してお任せ」して頂くか?

信用、信頼というのは今も昔も大切な事に違いはありませんが、
「思い違い」「聞き違い」「勘違い」それらをゼロにする事は出来ませんからね。

デザインが良くても、作りが良くても、価格が良くても
それが「思ってたのと違う」ものだったら意味がありません。。。

そんな訳で先様の「不安を安心に変える」のも大切な仕事の1つかと思っております。

デザイン画もその内の1つ。
口頭で伝わる様なシンプルなでデザインでも、比率によって見え方は大きく変わりますから
できるだけ精密に。そして実寸で描く事。ジュエリーデザインの上では基本的な事ですが、
できるだけ齟齬の無いものをと心掛けております。



さて、先様よりOK頂きましたのでリングの細部を作り込みます。
珠(パール、真珠の事ね)が乗る部分。

珠座と言うのですが、これを作り足しました。


何気ない所ではありますが、名称がある程に大事な所なんですよ♪


次回、こちらの青い樹脂で作ったものを貴金属に置き換え、作業を更に進めて参ります。
宝飾製作の実際、どうぞごゆるりとご覧頂ければ幸いです。