「人生は苦しみ悩みの花咲く木」といわれるように、人生は幸せどころか苦しみに満ち満ちています。

釈迦は「人生は苦なり」と、すべての人は皆苦しんでいると説きました。

この世のことを娑婆ともいいます。娑婆はサンスクリット語のサハーに漢字をあてたもので、中国語で堪忍土、日本語では「苦しみを耐え忍ぶ世界」を意味します。

どんなに幸せそうに見える人であっても、人間は皆、例外なく苦しんでいます。

「人生とは自転車のようなものだ。倒れないようにするには走らなければならない」(アインシュタイン/物理学者)

 

「人間に課してきた人生を神も生きてみよ、という判決が突きつけられたら、神は自殺するだろう」(アレクサンドル・デュマ/小説家)

 

「人間の生活は、男性にとっても、女性にとっても初めから地獄なのだ。絶えざる労苦、病との戦い、死の恐怖、産みの苦しみ、社会や国家の重圧、習慣や道徳の拘束、人間は初めから地獄の中に生まれ、地獄の中で活きているのだ」(石川達三著「幸福の限界」より)

 

「どうしても、万事は享楽というよりは骨折りであり、心労である」   

「結局、わたしの75年の全生涯で真の幸福を感じたのは、4週間もなかっただろう、残りの人生は苦悩に満ちたものだった」(ゲーテ/詩人)

 

「人の一生は重荷を背負うて遠き道を行くが如し」(徳川家康/武将)

 

「智に働けば角が立つ。情に棹せば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角にこの世は住みにくい」(夏目漱石/小説家)

 

「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」(林芙美子/小説家)

 

「私も青春のことを懐かしみ、若い人を羨むことがある。しかし、もう一度若くなって世の中を渡ってこなければならぬと思うと、何よりも先に煩わしい思いがする」(正宗白鳥/小説家)

 

「生は苦だと言うこと。明白に知ることが必要だ。生ある限りは戦である」(水木しげる/漫画家)

 

「準備十年、成功五分」(ロアール・アムンセン/探検家)

 

苦しみばかりで、たまに無常の幸福があるというのが人生です。

・四苦八苦

すべての苦を、大きく「生老病死」の四つに分類したものを四苦と言い、これに「愛別離苦」「怨憎会苦」「求不得苦」「五蘊盛苦」の四つを加えたものを八苦といいます。現代では、非常に苦労することを四苦八苦といいますが、本来はこのような意味になります。

生苦:生まれ出る苦しみ

老苦:老いる苦しみ

病苦:病気になる苦しみ

死苦:死の苦しみ

愛別離苦:愛する人と別れる苦しみ

怨憎会苦:嫌いな人と会わなければならない苦しみ

求不得苦:いくら求めても満足できない苦しみ

五蘊盛苦:心身が盛んであるために生じる苦しみ

ここでは、「老苦」「愛別離苦」「死苦」について簡単に説明します。

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2.1恋愛では絶対に幸せになれない
恋愛は無常
利己的な愛
人生は苦なり
老苦
愛別離苦
死苦
幸せになれない
死は解決できる