よく観察して、相手が幸せに感じることをしてあげるということです。
人に何かプレゼントする時も、相手が欲しい物をあげるべきです。心を込めればいいというのではありません。だいたい、心が込もってもいません。極端な例を言えば、御馳走だからといって猫からネズミの死骸をプレゼントされてもまったく嬉しくないのです。
・人間はだいたい同じ
人間が幸せに感じることはだいたい共通しています。
先に説明した通り、ヒトという種であることが大前提としてあり、その上での個性です。ですので、基本的に自分がされて嬉しいことを相手にしてあげるといいでしょう。
「挨拶する」「席を譲る」「笑顔で接する」「仕事を手伝う」etc.金がなくてもできることはたくさんあります。
・まずは「普通の人」に合わせる
一方で、心の病の人と、いわゆる「普通の人」とでは、幸せに感じることが違うことも少なくありません。
しかし、まずは「普通の人」の感じ方に合わせることを推奨します。たとえ心の病の人が幸せとは思わなくとも、世間一般で幸せとされることをするということです。心の病の人は感動が少ない→相手が何に喜ぶかわからない→利他をされても感謝できない、といった悪循環に陥っている可能性があるからです。このことは、改善されるとわかるはずです。
ついでに言いますと、心の病の人はもっと「普通の人」の話に耳を傾けるべきです。確かに、「普通の人」は心の病の人の気持ちがわからず表面的なことを指摘してくるかもしれません。しかし、表面的なことについては事実であり、心と形(肉体)は密接につながっているのですから、それはそれで傾聴に値するのです。
・いつどこで利他をするのか
普段の生活が利他を実践する場になります。
学校や仕事を休む必要はありません。後述するように、休むのが有効なのは重いうつ病といった場合だけであって、大抵は努力が重要です。社会と隔離してしまったら、せっかくの利他をするチャンスを奪ってしまいます。
金を使わず、むしろ金を稼ぎながら、社会にも貢献でき、時間も無駄にすることなく治すことができるのです。こんな優れた治し方はないでしょう。世界が、恐怖で逃げたい苦しみだけの場から、治すための希望の場へと変わるともいえます。
また、利他がしやすい環境を整えていくという視点も大切です。たとえば、仕事にしても利他がしやすい仕事を選んだ方がいいです。もちろん人生の目的を知っていることが大前提です。
1.5自利利他(人の幸せを優先する)
〇孤独の怖さ
〇利他の力
〇何をしたらいいのか
〇よく話す
〇利他心
〇利他の欠点
〇誹謗中傷の受け止め方