「本当は独りぼっちなのに、仲良しのお友達とランチしているように見せたい。それで、2人分のお洒落な食事をカフェで頼んで何度も投稿していました」(西上まなみ/モデル)

 

「本当に必要なのは、ノーベル賞じゃなくて愛です。どうやってノーベル賞受賞者になると思いますか?愛がほしいからですよ。愛がほしいから、夜も昼も働いて、そのあげくにノーベル賞を受賞するんです。残念賞ですね。大事なのは愛なんです」(ジョージ・ウォルド/1967年ノーベル生理学・医学賞受賞)

 

「人が生き生きと暮らすためには、食物や空気と同様に、他者とのつながりが欠かせない」(エド・ディーナー/心理学者)

 

「強い社会的絆をもっている者は、病気に罹る率も早死にする率も、ひとりぼっちで孤独な者よりもずっと低かった」(ディーン・オーニッシュ/カリフォルニア大学医学部臨床教授)

 

「親切は人を幸せにし、心臓によく、老化を遅らせる。親切は人間関係を改善する。そしてどんどん拡散する。親切な行為をすると、この5つが一緒についてくるのだ」(デイビッド・ハミルトン著「親切は脳に効く」より)

 

「利他的な人は、そうでない人より、直観的に相手の真意を見極め、他人を正確に判断できることがわかっている。利他的な人のほうが、人の振る舞いや考え、気持ちに敏感なので、手掛かりを見つけやすいのだ」(アダム・グラント/心理学者)

 

「すべての生物は、自分の利益が高まるように利己的に行動している。そして、利害が対立する相手とは競争したり、時には戦ったりする。もちろん、自然界には助け合いの関係もある。しかし、それも助け合うほうが得だから、助け合っているのである。ただ、それだけのことなのだ」(稲垣栄洋/静岡大学農学部教授)

 

「愛の表現は惜みなく与えるだろう。しかし愛の本体は惜みなく奪うものだ」(有島武郎/小説家)

 

「支配者になろうとして、政治家は下僕のふりをする」(シャルル・ド・ゴール/政治家)

 

「友情とは、誰かに小さな親切をしてやり、お返しに大きな親切を期待する契約である」(モンテスキュー/哲学者)

 

「人間は生まれつき人種差別的、自民族中心主義的なのであり、むしろ社会化と教育を通じて、そのような性癖を抑制することを学ぶのである」(アラン・S.ミラー/北海道大学教授)

 

「一個人にとっては、他人が何万人も死ぬことよりも、自分の子供や身内が一人死ぬことのほうがずっと辛いし、深い傷になる。残酷な言い方をすれば、自分の大事な人が生きていれば、10万人死んでも100万人死んでもいいと思ってしまうのが人間なんだよ」

「自分の身に降りかかってこない限り、何も他人や社会のためにやらないでしょうが。たとえば、家族から銃の犠牲者が出ないと、銃の規制に取り組むことはないんだ。結局、自分で痛みを感じたヤツが『それは許せない、嫌だ!』って主張するだけであって、なかなかボランティアとか善意ってのは力を持てないね。嘘の善意でもないよりはマシかもしれないけど」(ビートたけし)

 

「法律では差別はなくならない。同じ人間なのだという発想に立たねばならぬことを痛感している」(磯村英一/都立大学名誉教授)

 

「実はこの差別意識は人間の性ともいえるものです。今回の事件を通して、自分の中にも『小さな植松』が潜んでいるということ、つまり『内なる差別』に気づくことが大事です。障害者施設の必要性は認めつつ、家の近所に建つとなると、反対運動が起きるのもその一例です」(藤井克徳/精神保健福祉士/日本障害者協議会代表)

 

「愛憎違順することは 高峯岳山にことならず」(正像末和讃)

(訳:自分の意に従い利益となってくれるような人やものは愛し、その逆は憎む、この落差は起伏が激しい高い山のようである)

 

「地獄への道は善意で敷き詰められている」(ヨーロッパの格言)

 

「何百万という人類の滅亡よりも、自分の小指のけちな痛みのほうが心配なもの」(ウィリアム・ハズリット/批評家)

 

「ブルータスお前もか」(カエサル)

 

「善意ってのは金魚すくいの紙よりも薄くて、悪意の水ですぐに破れてしまう」(ビートたけし)

 

「お互い友人だといっても、それを信じるのは愚か者。この名ほど世間にありふれたものはなく、その実ほど天下にまれなものはない」(ラ・フォンテーヌ/詩人)

 

「小慈小悲もなき身にて 有情利益はおもうまじ」(悲嘆述懐和讃)

(訳:小さな慈悲の欠片さえもない身であり、人を救おうという心がないのが私である)

 

「ひとりの人と友人になるときは、その人といつか必ず絶交することあるを忘るるな」(石川啄木/詩人)

 

「私たちが、自己中心的な群れをなして資源と生存を争うのではなく、コミュニティでの調和した生活を発展させていくことは、人間がもともと持っている能力のひとつなのです」(アーヴィン・ラズロ/ニューヨーク州立大学教授)

 

「人間と人間を結びつける目に見えない力を注意深く眺めてみると、さらに深遠なことがわかってくる。私たちの脳も体も、別個にではなく集団で機能するよう設計されているのだ。社会的なつながりは、たんなる潤滑油ではなく、人間のオペレーティングシステムの基本的な構成要素なのだ」(ジョン・T.カシオポ/シカゴ大学教授)

 

「すべての感情は伝染性があり、まるでウイルスのように周囲にたちまち広がっていく。周りの人が幸せなら、その喜びはあなたにも伝染しうる。あなたが悲しいなら、一緒にいる人も憂鬱な気持ちになるだろう」(デイヴィッド・デステノ/ノースイースタン大学心理学教授)

 

「遺伝子が真に利己的であるためには、利他的に自ら死ねる自死的な存在でなければならない」(田沼靖一/東京理科大学教授)

 

「利他性は、それを支えている遺伝子の利己主義を最大限にする手段となり得る」(リチャード・ドーキンス/動物学者)

 

「親鸞は、弟子を1人も持っていない。何を教えて弟子ということができようか。皆、仏の弟子であり同行なのだ」(口伝鈔)

 

「どんなに偉い人だろうが野蛮人だろうが、内臓はみな同じ」(山脇東洋/医師)

 

「父母の恩重きこと、天の極まりなきがごとし」(父母恩重経)

 

「母の死を受け入れたとき、私は、これでもう心配しなければならない人はいなくなったという思いが湧き上がり、その瞬間言葉では言い表せない大きな安堵感、幸福感のようなものに満たされました」(矢作直樹/東京大学名誉教授)

 

「娘に希望を持たせるのは、難しく、やっぱりどうも、私は絶望になっちゃうんです。私自身がまだ、今のこの現実に対して希望の確信を持てないでいるのでしょう」(太宰治)

 

「親は子供に、人生に対して間違った期待を抱かせてると思うわ。子供たちはみんな人生についてまったく的外れなことを教えられて、社会に出るまではその考えが正しいと思ってるのよ。愛や結婚について聞かされるのと同じね。実際に経験して、痛い思いをしながら学ぶしかないのよ」(マドンナ)

 

「古来、いかに大勢の親はこう言う言葉を繰り返したであろう。——『わたしは畢竟失敗者だった。しかしこの子だけは成功させなければならぬ』」(芥川龍之介)

 

「人を教えることはできない、ただ自悟させる手助けをするにすぎない」(ガリレオ・ガリレイ/物理学者)

 

「人は教えることによって、もっともよく学ぶ」(セネカ/哲学者)

 

「私の家族は、やはり人間で私と同様の境遇に属している。彼らは虚偽のうちに生きているか、そうでなければ恐ろしき真理を見なくてはならぬ。私が彼らを愛する以上、私は彼らに真理を隠すことができない。その真理とは死のことである」(トルストイ)

 

「最高の授業には、最高の教師と最高の生徒が必要だ」(作者不詳)

 

「仏教を人に説く時は、ただ釈迦の代官を務めるだけである。私は誰も聞いたことないような珍しい教えを弘めているのではなく、釈迦の教えを私も信じ、人に教えているだけなのである」(御文)

 

「簡潔さは究極の洗練である」(レオナルド・ダ・ヴィンチ)

 

「事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである」(ニーチェ/哲学者)

 

「すべての歴史は主観的になる。言い換えれば、正しくは歴史は存在しない。あるのはただ伝記だけだ」(エマソン/哲学者)

 

「歴史、それはうわさの上澄みに過ぎない」(カーライル/歴史家)

 

「自明なのは、気軽な関係というものは、何らかの関係では絶対にない、ということである」(ウィトゲンシュタイン/哲学者)

 

「物を言え物を言え。物を言わない人は恐ろしい。信心があると思っている人もそうでない人も、皆ただ物を言いなさい」(御一代記聞書)

 

「社会的知性こそがわたしたちの真の知的馬力であり、IQは、進化した社会的能力が偶然生み出した単なる派生物なのかもしれない」(ウィリアム・フォン・ヒッペル/クイーンズランド大学心理学教授)

 

「人は話せば話すほど、いっそう相手について知ったと思うようになる」(ジェームズ・ペネベーカー/心理学者)

 

「いつだって、偉大な先人たちは凡人たちの熾烈な抵抗に遭ってきた」(アインシュタイン)

 

「いつの時代でも、どこの国でも、新しき真理の発見は悪魔外道から迫害されるものである。しかし、いかほどの迫害があっても、真理は成長せずにはおかぬ」(福来友吉/東京帝国大学助教授)

 

「この戦争は間違っているとうすうすながらわかっていたにもかかわらず、沈黙して特攻隊員にまでなった。死ぬ覚悟をしてるのに、なぜ死ぬ覚悟でこの戦争に反対しなかったのか。時代に迎合してしまった。私のまねをしちゃいけないよ、と今の若い人に伝えたい」(岩井忠正さん/元特攻隊員)

 

「智に働けば角が立つ。情に棹せば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角にこの世は住みにくい」(夏目漱石)

 

「一宗の繁盛というのは、人が多く集まり、強い勢いがあるということではない。たとえ一人であっても、その人が死の解決をしていれば、一宗の繁盛なのだ」(御一代記聞書)

 

「うわさになるより悪いのは、うわさされないことだけである」(オスカー・ワイルド/劇作家)

 

「今の評価がやたらと気になるというのは、みんなに好かれたいと思うからなんだ。敵が百人なら味方も百人。敵が多いやつほど、本当の支持者も多いってことがわかっていない。タレントでもそうだよ。雑誌に悪口の一つも書かれないというのは、タレントとしてはもうお終いってことだよ」(ビートたけし)

 

「敵が野次をとばさなくなったら、自分はもうおしまいだと思うでしょうね。敵がいるからこそ私は奮い立つのであって、下卑た野次を彼らの喉元まで押し戻してやりたいと思うのです」(マリア・カラス/オペラ歌手)

 

「悪名が高ければ高いほど仕事が来るようになるのよ。そんなこともわからないの?」

「あたしが興味をもっているのは人を怒らせることなんだから」(マドンナ/歌手)

 

「科学が近づく仏教の世界」

シリーズ第5巻になる本書のテーマは「利他」です。

科学と仏教の知見を活かして「利他」について論じていくわけですが、たとえば次のようなことを書いています。

・法律がなくとも因果律が必ず罰を与える

・無力感を感じないのは恥ずかしいこと

・利他は進化と悟りのキーファクター

・死がある限り自由な活動ができない

・敵がいない人は活動していない人

・みんなに嫌われることはできない

・ボランティアは一生懸命できない

・どんな偉人でも自慢は悪く見える

・人間は命が平等と思っていない

・人生は利他しかやることがない

・理想を言うことで理想に近づく

・真実を追究すると敵が出てくる

・本当の味方が1人いれば大成功

・利他をしやすい環境を整える

・人は人を完全に理解できない

・利他をしなくても幸せな境地

・自分の利益は地球より重い

・時間も金も人のためにある

・不孝者は必ず不幸者になる

・利他をしないとバカになる

・プロは一を聞いて十を知る

・利他では幸せになれない

・恩知らずは畜生にも劣る

・親には無限大の恩がある

・自分を知ると人もわかる

・ゴジラは皇居を潰さない

・釈迦でも難しい子育て

・利他は手段にすぎない

・ほとんどは無関心の人

・誰もが親を殺している

・蓮如というマーケター

・子育ては必ず失敗する

・メロスは走りたくない

・嘘でも明るく振る舞う

・人を幸せにする幸せ

・自己中は健康に悪い

・無償の愛はできない

・人の死を悲しめるか

・神はネロの如き暴君

・モテる雰囲気をだす

・金持ちそうに見せる

・布教とはマッチング

・よく話し、よく聞く

・質のために量を追う

・利他は異質な幸福

・お盆は人を救う日

・自分の命より利他

・人間関係は距離感

・人相手は後悔する

・求道団体の組織図

・詐欺師は優しい

・人間に愛はない

・絶対平等の世界

・天皇も虫も平等

・愛の力と欠点

・本当の親孝行

・理想の母親像

・大人しいは悪

・釈迦は雄弁家

・負けるが勝ち

・孤独の怖さ

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はじめに
第1章 利他
第2章 開顕
付録 父母恩重経