中国は唐の時代、いつも樹の上で瞑想していた鳥巣という僧侶がいました。

ある日、いつものように瞑想していると、儒学で有名な白楽天が下を通りかかりました。

(これが、かの有名な鳥巣か・・・)

白楽天が鳥巣を見つけるや、「仏教とは何ぞや」と問いました。かねてより仏教に関心を持っていた白楽天は、鳥巣ほどの僧であれば申し分ないと思ったのです。

すると、鳥巣は「諸悪莫作 衆善奉行 自浄其意 是諸仏教」と答えました。これは、「悪をやめて善をするのが仏教である」という意味です。それを聞いた白楽天は、「そんなこと子供でも知っている」と笑いました。

しかし鳥巣はすかさず、「3才の童子も知れるが、80才の翁も行うは難し」と返したといいます。

1.1 善悪観の違い

1.2 相対善悪

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科学が近づく仏教の世界4「罪悪観を極めると血を吐き死ぬ」
はじめに
第1章 善とは悪とは
第2章 悪人