「人間は不定の執行期間のついた死刑囚であり、生は死の掌中にあってもてあそばれているにすぎない。死はいつでも生を握りつぶすことができるのだ」(ヴィクトル・ユーゴー/小説家)

 

「死は人間の貴賤、貧富、その他一切の差別を潰して平垣にする偉大なる平等実施者、ブルドーザーである。死は人間を虫ケラほども尊敬しない。執行猶予は贖うことができない。我々一人一人は否応なく死にとらえられてしまう」(モーリス・ローリングズ/医師)

 

「死というのは突如来る暴力なんだね。死はすべての終わり」

「死というものの凄さというのは、自分の人生振り返って、何をしたとか何をしてないとかいうのは全然関係ない。そんなことはビタ一文かすんないんだよ」(ビートたけし)

 

「死を前にしてはニーチェもキルケゴールも役に立たなかった」(瀬田栄之助/小説家/臨終の言葉)

 

「今度こそ一生懸命生きますから、何とか生かしてください」(平林たい子/小説家)

 

「死は、いつ襲いかかってくるかわからない。死は、至るところで牙をみがいている。まっくらな口を大きく開いて、忍び寄ろうとしている。」

「肉体の苦痛はいかに激しくとも、生命を断たれることに対する恐怖は、それよりももっと大きい」

「死の恐怖は、人間の生理心理的構造のあらゆる場所に、細胞の1つ1つにまで浸みわたる。生命の執着は、わらの一筋にさえすがって、それによって迫って来る死に抵抗しようとする」

「生命飢餓状態におかれれば、人間は、どうしても、どんな苦しみの下におかれても、生きていたいと思う。人間は、この状態では、いつでも、もっと生きていたいのである。ゴーリキーが描き出すように『いくら苦しくてもよいから、もっと生きたい』というのが、人間の本音である」(岸本英夫/東京大学教授)

 

「大命将に終わらんとして悔懼交至る」(大無量寿経)

(訳:命が終わろうとする時、後悔と地獄の恐怖が代わる代わるやってくる)

 

「ないないないで何にもない ない中あるのが地獄だね」(おかる/妙好人)

 

「怖かった。『死』がこんなに近くにあったなんて考えたこともなかった。私は昔、バカなことを言っていたことがある。『人生、細く長くは嫌だ。太く、短くでいい』と。その発言、撤回したい。ごめんなさい。『太く短く』なんて嫌。太く、長くがいい」(黒木奈々/フリーアナウンサー)

 

「多くのがん患者さんを診てきました。落ち込む患者さんには『大丈夫大丈夫』なんて励ましたことも多々ありました。しかし、いざ自分が患者という立場になってみると、到底大丈夫だなんて思えないのです」(船戸崇史/医師)

 

「死にともない、死にともない。ほんまに、ほんまに」(仙厓/禅宗僧侶)

 

「60で死ぬと決めといて、いつ死んでもええと生きてきたのに、惜しくなるんは恥や」(やしきたかじん/タレント)

 

「死は救いとは言いながら、そうは悟りきれぬものである」(大佛次郎/小説家)

 

「後生大事や金欲しや死んでも命のあるように」(諺)

 

「精神分析は時間と金の無駄であった」

「自分の仕事、名声、たくさん届けられるファン・レター、そんなのは何の意味もない。今、何もできずにいる自分など一銭の価値もない」

「自分自身を愛せって?よく言ったもんだ。大っ嫌い。私の趣味じゃない」(エリザベス・キューブラー=ロス/精神科医)

 

「人間というものはすべて、自らの不死性を潜在的に確信している」

「死について想像しようとすると、自分が傍観者だとわかる」(ジークムント・フロイト/精神科医)

 

「私はこの立場に立つまでは、交通事故はテレビの向こう側のお話で、自分には関係ないって、正直思っていたんです。でもやっぱりそうじゃなかったんですよね」(松永拓也さん/交通事故で妻と子供を失い)

 

「今までは 人のことだと 思ふたに 俺が死ぬとは こいつはたまらん」(大田南畝/狂歌師/辞世の句)

 

「私の家族は、やはり人間で私と同様の境遇に属している。彼らは虚偽のうちに生きているか、そうでなければ恐ろしき真理を見なくてはならぬ。私が彼らを愛する以上、私は彼らに真理を隠すことができない。その真理とは死のことである」(トルストイ)

 

「科学が近づく仏教の世界」

シリーズ第3巻になる本書のテーマは「死」です。

第2巻から「無常」について説明してきましたが、第3巻の本書では無常の最たるものである死を中心に説明していきます。

科学と仏教の知見を活かして「死」について論じていくわけですが、たとえば次のようなことを書いています。

・肉体の死より心の死のほうが圧倒的に苦しい

・自分だけは絶対に死なないと思っている

・人生の良し悪しは死の良し悪しで決まる

・危険はウイルスだけでなく無数にある

・人間は永遠に生きたいと思っている

・死の恐怖を感じることは優れた能力

・無常を観じないのは恥ずかしいこと

・大切なものを失うと必ず後悔する

・人生は地獄の恐怖と後悔で終わる

・死を遠ざける世間、近づける仏教

・努力していなかったことがわかる

・暗い死を考えずに明るい生はない

・仏教は生きている人のためにある

・人間は苦しむようにできている

・騙されても愛がほしい孤独地獄

・死の恐怖は死後の地獄から来る

・死には肉体の死と心の死がある

・自分の死は家族の死より苦しい

・煩悩(苦)は楽に変えられる

・死がある限り真の健康はない

・死は一瞬ですべてを破壊する

・ウイルスの恐怖は死から来る

・孝行者が親を殺す介護地獄

・苦しくなると仏を恨む僧侶

・仏教は若い時にやるもの

・一切の不幸を勝縁にする

・生きながら極楽に遊べる

・死より苦しいことはない

・死ぬまで煩悩は消えない

・人間の致死率は100%

・対症療法はキリがない

・死は突然にしか来ない

・すべての人間は死刑囚

・死が怖くて自殺する人

・死の覚悟はできない

・死んだ人を救う方法

・仏教は葬式をしない

・すべての死は惨殺

・死を直視する幸せ

・自分の死に泣く

・自殺は愚か者

・死体は抜け殻

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科学が近づく仏教の世界3「死はすべてを破壊する」
はじめに
第1章 人生は苦なり
第2章 死