いきなり質問ですが、『社長は起業家である』 というのは正しいでしょうか?
高校生の時習った、数学の必要条件・十分条件みたいですが、私は間違いだと思います。
私が個人的に考える分類をお話しすると、
①消費者 ②ワーカー ③マネージャー ④起業家 ⑤投資家 となります。
①消費者 というのは、市場においては消費をおこなう人です。
②ワーカー というのは、人が決めた仕組みの中で働く人です。
例えば、マクドナルドのアルバイトは決められた作業内容をこなして時給をもらいます。
自動車工場の組立工や建設現場の職人なども同じです。
ただし、人が決めた仕組みの中で働くと考えていくと、営業員などもそうです。
与えられた営業ノルマがあり、営業する製品・サービスは会社から決められています。
給料が歩合性だろうが、固定だろうが、会社に言われた仕組みの中で働きます。
③マネージャー とは、会社が作った仕組みを改善したり、壊れた時に直したりする人です。
例えば、工場内の組立ラインだったら、より効率的な稼働を考える人です。
営業マネージャーなら、営業員がお客から特別な値引きを求められた時に、状況的に良いのか判断する人です。
④起業家 とは、人が働く仕組みを新しく作り出す人です。
⑤投資家 とは、起業家や会社に投資する人です。
こう考えると、世間一般の社長という概念が変わります。
例えば、上場企業の社長などは殆ど雇われ社長です。
彼、彼女たちがおこなっている仕事の殆どは既にある会社の仕組みを管理することです。
③マネージャーの仕事です。
個人事業のラーメン屋の店主はどうでしょう?
④起業家だと思います。
世の中にある起業関連の本がいまいちしっくりこない理由はここにあると思います。
本来は、社長 = 起業家 ではないのに、社長 = 起業家 として書かれている場合が多いからです。
だから、混乱するのだと思います。
例えば、『起業するなら決算書を理解しなさい!』なんて本は、正直起業家には関係ないと思います。
決算書を理解することは、マネージャーの仕事だと思います。