なぜかこらえるのは涙。 | 本体は句点。

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何気ない日記。



今日の5限目、ちょっと不思議な出来事がありました。


5限の講義は今日教室変更となり、できたばかりの新校舎の少人数でやるにはちょうどいい広さの真っ白な教室で行われることになりました。窓はあるけれども開かないタイプのもの。窓の外を眺めていると向かいにあるエレベーターから降りてきた人と目が合ってしまうちょっと気まずい仕様。


最近はなんだか空回り気味で、変わりないはずなのに友人関係とか上下関係で心持不安定で現実逃避の為か睡眠欲が以上に多いのに浅い眠り、眠れないを繰り返していました。その時も講義中であるのにいつものようにうつらうつら眠りかけてちょっと俯いていました。

多分深い眠りに落ちかけたのでしょう。本当にほんの一瞬だけ、記憶が飛びました。


突然でした。


生暖かい風が通り抜けるかのように、背後から優しく抱きしめていた誰かが離れるかのように何かがふっと私から離れていったのです。


あまりにも唐突で、驚きのあまり教授の話も耳を通り過ぎて言ったのは仕方のないことだと誰にでもいうわけでもなく、ノートを取りながら一人、心の中で言い訳を繰り返しました。眠気はもう襲ってきませんでした。


講義も終わり、校舎を後にしました。ドルマンスリーブを着ていた私は強風のおかげで必要以上に風にあおられ友人には笑われました。「今にも飛べそうね」と。

その言葉にいつものように笑って返すが何かが違うのです。笑うのが辛くなかったのです。


そのまま帰路につきました。帰り道の橋の上は風が登校時のように強く、烏の飛ぶ姿もいつものような優美さがありません。


いつもよりゆっくりと歩きながら、赤信号で立ち止まります。進入禁止の黄色い柵に寄りかかり、行き交う車を見ながらぼんやりと思うのです。


「ああ、泣きたいな」


決して、泣きはしませんけれど。







明日は久しぶりに家族に会います。