犬の歯磨きしてますか?
歯磨きのこと!!知らないって本当に怖い!!
先日、犬の口腔ケアセミナーを受講してきました。
いやぁ~~、、、知らないって本当に怖いなっと思いました。
今、ペット業界では口腔ケアが流行っている
ネット広告やペットショップの売り場、イベントなど、また動物病院の受付横にもパンフレットやグッズが置いてあるのを見にする機会がぐっと増えたと思いませんか?
あなたはこの溢れる情報の中から本当に正しいものを見極める自信がありますか?
これって、どうやら仕掛け人がいるらしい
ま、どの業界でも消費者の購買意欲をそそる為にあの手この手を打ってくるのは常道だが、ペット業界も例外ではない。
今やペットは「家族」という位置づけが当たり前になっていて、家族に犬を迎え入れている家庭はたくさんあるが、家庭犬として飼われているのは小型犬~中型犬が主になっている
すると、ドッグフードやおもちゃの売れ行きが芳しくないのだ。
そこで、手つかずになっていた口腔ケアに目をつけ、メーカーがこぞって商戦に乗り出してきたということらしい。
本当に犬のことを考えて作られた商品ならよいのだが、残念ながら、いわゆる「儲かる為」の商品も巷には溢れているということだ
目にした広告をそのまま鵜呑みにしたり、仲良しの友達に勧められたからと言って、何の根拠もなくそれを信じるのは
ちょっと待って欲しい!!
今回は、歯科博士で獣医師の林先生を師事している、
動物歯科学を学び、麻布獣医学科の非常勤講師をしている森トレーナーのお話を伺ってきました。
知らないって本当に恐ろしいエピソードを交えながら、ほんの一部ですが、何章かに渡ってご紹介しますね
まず、犬って何故歯磨きしなくちゃならないの?
〇虫歯になるから?
〇歯周病になるから?だいたい歯周病ってなに?
〇歯石をとればいいって聞くけど、本当?
〇プラークコントロールってよく聞くけど、それってなに?
〇無麻酔で歯石除去してる人って、何者?
などなどなどなど。
さぁ~ここで質問です。
犬の歯って何本だかご存知ですか?
すぐ答えられる人は素晴らしいです!
ここでムツゴロウさんのように、愛犬の口を開けて調べられる人も素晴らしいです!
愛犬と飼い主さんの間にしっかりと信頼関係が築けている一つの証拠ですもんね(o^―^o)ニコ
おっと、調べられない人でも、愛犬の口をむりやりこじ開けて調べて見て下さいとは言いません。
すぐに答えをお教えします。
成犬は、全部で42本・上顎20本・下顎22本
パピーは、全部で28本です。
上顎と下顎の数が合わず、かみ合わせが悪いのでは?と思う方もいるかもしれませんが、犬の歯はシザーバイトと言って、ハサミのような役割をするので、上下ですりつぶしながら租借する機能はあまり必要ない為、上下の数が合わないのです。
犬の歯の形は肉食動物特有の尖鋭な山型でピラミッドのような形をしています。
種類は3種類あり、切歯、犬歯、臼歯ですね。
切歯は犬の前歯、ベビーコーンのような可愛い歯が横に並んでいますよね、これが切歯です。
犬歯は、上下2本ずつある牙です。
臼歯は前臼歯と後臼歯があり、ま、いわゆる奥歯です。
乳歯は生え変わることをご存知の方は多いと思いますが、
どのように生え変わるかご存知ですか?
人間の場合は、乳歯が抜けた後に永久歯が生えてきますよね。
なので、前歯が抜けて永久歯が生えてくるまで、すきっ歯状態になってしまい、小さい頃に恥ずかしい思いをした方もいるのではないでしょうか?
犬の場合は、乳歯を押し上げて永久歯が生えてきます。
人は恥ずかしい思いをすれば済みますが、犬はそうはいきません。
すきっ歯状態が長く続けば食べ物を上手に食べられず、即、生死に直結してしまいます。
なので、すきっ歯状態の時期を無くす為に、永久歯は乳歯を押し上げて生えてくるという訳ですね。
そのことを知らない飼い主さんも多くいて、実際にトレーナーの元に「先生!!うちの犬が口から血を出してるんです!!」と悲痛な声で電話してきたというエピソードがあります。
大丈夫!!上手に歯が生え変わった瞬間ですね。
(もちろん、別な理由がある可能性があるので、飼い主さんはしっかりと愛犬の様子を観察する必要はあります)
生え変わり時期は、平均して5~6か月ほど、小型犬の場合は7か月の場合もあります。
抜けた乳歯はどこにいっちゃったの??
う~ん、犬がそのまま飲み込んでしまっていることもありますが、そこらに落ちていることもありますし、お散歩中にどこかに落としてきてしまうこともあります。
お家の中で見つけた人はラッキー!!と思って、記念にとっておいくのもよいかもしれませんね。
今日はここまでです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
また次回に続きます。
歯磨きの重要性を愛犬家の皆様にお伝え出来たら嬉しいです。
youtubeチャンネル:わんわん110WAN
FBページ:「愛犬しつけ相談室」