私は昔から本を読むのが好きで、中学生の頃から自分で小説を書き始め、高校1年生の時に大手出版社主催の公募で賞をいただき小説家としてデビューしました。
デビュー当時は女子高生という珍しさもあり、それなりに売り上げもありました。
半年に1冊のペースで本を書き、そのうち2作品は映画化もされたりました。
小説家として順風満帆な高校生活を送り、卒業を機に18歳で上京した年に、私は小説が書けなくなりました。
近年の私の執筆活動を知っている人は、「書けているじゃないか」とお思いでしょうが、小説イップスに陥ってからは、コラムとエッセイしか書いていないのです。
物語の創作が出来なくなったわけではなく、それを文章にすることが出来なくなりました。
例えばこのブログでも突発的にアダルトな内容の物語を書くことがありますが、あれも全て私が主人公の話し口調でしか書いていません。そういう書き方しか出来なくなりました。
そんなの小説ではありません。
もちろんこの文章も小説とはほど遠い、お粗末なものになると思います。
それでも今書こうとしているのは、これを書かないともう前に進めないと思ったからです。
私が小説を書けなくなった理由。