文化祭から数ヶ月後の秋、最後にして最大の出来事が待っていました。
高校受験願書用の身体測定が行われました。
春にも一度やっているのですが、より正確な数値と細かい測定が必要ということで毎年3年生はこの時期にあるということでした。
今回は心電図が無いということだったので安心していたのですが、もちろん何事もなく終わるはずがありませんでした。
いつもと同じように教室でTシャツとハーフパンツになっている私達に向かって、あっさりと、しかし口ごたえも許さぬ確固たる口調で担任は言い放ちました。
「今日はより正確な数値を測定するために衣類は全て脱いでください。もちろん下着も全部です」


クラスの男子は由紀とか森下さんのとか見ているからもう見慣れているのかもしれないけど、私は下半身を異性に見られたことは一度もありませんでした。
他の女子も恥ずかしがってはいるものの、感覚が麻痺しているのか私ほど恥ずかしがっている様子もなく、お互い胸をつっつきあったりして笑っていました。
教室から保健室までの移動は全裸のまま出席番号順に一列並んで移動しました。
永井さん、森下さん、そして由紀と、この一年間で3人の不登校者が出て、ただでさえ少なかった女子の人数は8人まで減っていました。
男子は相変わらずの28人いるのでその中に出席番号順で一列並ぶと女子はほとんど男子に間に挟まり、私も前2人が男子、後ろも3人の男子が並んでいました。
問診票で前を隠し、左手でお尻の下を隠しました。もう胸は諦めました。