空気も食も😘秋の北海道を満喫中のたかたかです。
9月の大型連休も終わりましたね。
皆さんはどこでだれとどんなふうに過ごされましたか?
私はお年頃の娘二人とともに、
初めてのグランピング体験!
そもそも「グランピング」って何!?
というところからでしたが(笑)
海外で生まれたアウトドアの一つで、「グラマラス」(豪華な)と「キャンプ」の造語とか。
行ってみてびっくり!
テント設営や調理道具・食材調達など、面倒に思えることを一切引き受けてくれて、寝床と食事つきといういいとこどりのアウトドアキャンプではありませんか。
主婦にはサイコーな“非日常”~!
自然と一体になれる二日間は、ホテル泊とは意味の違う贅沢な体験時間でした。
泊ったのは、伊達市大滝区にある「杜のリゾート丘の星ぞら」。
テント内も寝心地の良いベッド・冷蔵庫完備!電気毛布もポータブルストーブも設置。
私のここの押しは食事。外で食べる醍醐味もありますが、何をいただいても美味しく、特にエゾシカのカルパッチョが忘れられません。
開放感も全開に!
ここでは人の目も気にならず、“童心”に返ったようでした。ハンモックでゆうらゆら、キャッチボールやバドミントン、スラックライン、焚火の周りでダンスまで♪(笑)
近くの小学校跡地では、懐かしのタイヤ渡りも♪
鉄棒の逆上がりは・・・流石に出来ずにがっかりでしたけど。
「小さい頃の憧れや、やりたかったことを思い出して・・・」
「生まれながらに持っている気質・資質、自分の過去の経験、知識、スキルには、これからのジブンが選ぶべき人生のヒントが眠っている」
このフレーズは、先月、層雲峡で行われた井坂康志先生のドラッカーセミナー合宿で何度となくお聞きした言葉たち。
「ハーフタイム」という人生の中盤、踊り場のような時間で自分を見つめ直し、それ以降の自分のミッションやあり方を定めてセカンドカーブ、サードカーブを描いて人生を全うすることを教わりました。
人生後半戦の時間とエネルギーをどう使って社会貢献していくか・・・
その考察のキモになるのが、
新しいことを始めるのではなく、
今までモッテイルものを見定め、自分の心の納屋を棚卸するところからはじめようというものだったのです。
『かみさまからのおくりもの』
作:ひぐちみちこ
出版:こぐま社 1984年09月
一個のいのちはそれだけで完結しています。
神様からいただいた個性。
それは実は自分で選んでこの世に生まれてきた私たち。
みんなちがってみんないい。
まずは自分のありのままを愛すること。
自分の特性を見定めて、強みを活かすこと。
…ん~、頭ではわかっちゃいるけど、
ついつい隣の芝生が気になっていました。
でももう!
そんな時間もエネルギーもとっくに余裕はなく、勿体ないと感じます。
ドラッカーセミナーの話にもどります。
ジブンの心の中の納屋を見つめたら、次に、
自分の本当に望んでいるものは何か、
という問いがやってきます。
未来に向かって、ひとつ、これだけは大切にしたいものを「箱」に入れるとしたら。
箱にひとつだけ。。。
何を入れる!?
あれこれ入れたり出したり、私は随分悩みました。
『くまとやまねこ』
文:湯本香樹実 絵:酒井駒子
出版:河出書房新社 2008年4月17日
くまは大切な友だちであることりの亡骸を木箱に入れました。
いつまでも悲しみが癒えず箱を持ち歩き続けます。
箱の中に実際にあったもの。
それは、友だちのことりだったはずでしたが、クマ自身の悲しみと執着心だったのでしょう。
自分の気持ちを打ち明けられる新しい友達もでき、やっとその箱の中のことりを葬ってやることができたくま。
自分が入れた箱の中身を、自分で取りだす勇気も必要だと、井坂先生は仰います。
「箱・・・」といえば、やはりこれ。
私の大大大好きな絵本。
『おくりものはナンニモナイ』
作・絵: パトリック・マクドネル
訳: 谷川 俊太郎
出版: あすなろ書房 2005年10月
”ネコのムーチは考えた。うんと考えた。何でももってる友だちを喜ばせる物って何だろう?
そしてムーチが思いついた最高の贈り物とは!?”
(出版社のHPより引用)
ハーフタイム以降は
今まで手のひらいっぱいに享受してきた知識や経験、蓄積した思いを、今度は社会にお返しする番。
大切な人たちの笑顔のために使ってお返ししていくための箱なのです。
すでに自分はモッテイル。
すでに在るもので充分で、それがどんなか魅力的でかけがいのない尊いものか。 それに気づくことが幸せへの近道であり、引き寄せるのでしょう。
そして、既にあるもの同士の新たなコラボレーションへ繋げることを考えていきます。
箱にあるのは = ナンニモナイ
物事を突き詰めた末に気づくのは、ナンニモナイ。
何者でもないワタシに自分が気づき、
ナンニモナイ私自身を呈して尽くして、
自他ともに心地よく生きていくのだなと思います。
そして、
ナンニモナイは自由の象徴。
失うものがなければ、夢を描くのも、勝手な枠を作らず行動することも大胆に出来そうです。
さてさて、
グランピングで童心に返る♪
というところから、ドラッカーセミナーでの問いをまた思い出し、少々固い話になってしまいました。
でもこれ、絵本で全部説明できるところが、やはり絵本の大きな魅力です!!(^^)!
層雲峡も伊達のグランピングも、
自然に抱かれ、その中で人々が集い、学び合い、気づきあうことの何んと多いことよ
台風シーズン真っただ中。
自然と対話してご機嫌を伺いながら、素敵な秋を過ごしましょうね!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。