言わずと知れた現代少女漫画の名作「ちはやふる」
漫画は２００７年から漫画誌BE・LOVEにて連載され、
２０１１年にはアニメ化、
２０１６年には広瀬すずさん主演で実写化もされた
超有名作品です。
私がこの作品を知ったのは、
たまたま夜にテレビを付けたらやっていたアニメ。
もうね、面白すぎてビックリしました。
それまで、少女漫画にはほとんど縁がなかったですし、
恋愛ものにも興味がなかったので避けていたジャンルですが、
その熱さたるや、少年漫画と同等以上！
テーマは競技かるたという
マイナーで少し地味なジャンルですが、
分からなくても楽しめるくらいストーリー性が高く、
途中から観たにも関わらずグイグイ引き込まれました。
文科系スポーツ漫画と謳っているのが納得いくほど
歴としたスポ根漫画です。
もちろん熱いだけでなく、
少女漫画らしい深い人間描写や
かるたに基づく「和」の描写が
非常に良いバランスで調和しています。
絵というよりも描写が美しい。
そんな表現をしたくなります。
（絵が美しくないという意味ではありません）
登場するキャラクターも魅力的です。
主人公の綾瀬千早はモデル並みのルックス。
美人な主人公というと読者受けが悪いこともありますが、
彼女の場合、外見が霞むほど
競技かるたというものに真剣に向き合っています。
それがとにかくひた向きで
ただただ応援したくなるような主人公です。
彼女を取り巻く部活仲間やライバルたちも
女性受け、男性受けを特別に狙った
不自然なところはあまりなく、
等身大かつ個性的な人物たちです。
主人公の千早がただ一人で頑張っているのではなく、
彼らと助け合い、競い合うからこそ
ここまで魅力的な作品になっているのでしょう。
この作品のおかげで、
少女漫画に対する考えがガラリと変わりました。
「ちはやふる」は女性はもちろん、
男性にも読んでもらいたい良作です。
ちなみに、「ちはやふる」は
下のサイトで現在3巻まで無料で公開しています。
興味のある方はぜひ試し読みしてみてください。
