インドのデリー、ガンディ空港近くの地図を検索していたら「スラブ国際便器博物館」の文字を見つけ、何故か「怖いもの見たさ」というか、「マニアック」で面白そうと行って見ました。小さなくぐり戸の入口。もしや間違えたと思い改めて門衛に聞いて自由に入って見学してよいとのこと、浄化槽の見本の羅列ような広場から博物館前入口へ。

 よくわからないながらも英語で書かれた解説を見、トイレの歴史などを見ながら写真を撮っていると、ガイドさんが……よほど物好きな外国人と見えたのか?英語で解説してくれ始めました。(英語力の乏しい私達、説明の数分の1くらいしか理解できていません申し訳ない!)
 現代風の衛生的な水洗トイレの歴史は紀元前2500年頃のインダス文明にあったとのこと、それがインダス文明のと共に消滅(残念!)ヨーロッパでは15~18世紀までは壺式だった?(これまでの私の記憶ではイタリアポンペイ遺跡に下水道があったような…?)
 内容や簡単な写真集にしてみました。博物館は一見の価値ありと思います。機会を作って是非に!

 確かに世界の便器博物館、〇〇王の使った椅子トイレや便器型の食器で便座に座って食事をするとか、便所の歴史などを身振り手振りを交えて教えてくれるの説明は面白かったです。発生ガスで煮炊きにも利用する仕組みしている……持続可能な社会にもつながる取り組みが行われている!!


とここでただの「観光記」で終わるはずだったのですが……、
「スラヴかスラブどっちだったっけ?」「sulabhの意味は?」とWebで探しているうちに、「Taj多事」の文字を見つけ、その記事を読んで大きな衝撃!
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インドには,長い歴史をもったカーストという階級制度がある。……インド憲法には,あらゆる不可触性を禁止したが残ったままであるのが実情である。マニュアル・スカベンジャーと呼ばれる人たちは,現在においてもあってはならない差別を受けている。彼女たちは,常に感染症のリスクに曝されている。

Sulabh Internationalを創設したBindeshwar Pathak博士は,スカベンジャーを必要とする乾式掘り込み便所をなくして,スカベンジャーを失業させれば,スカベンジャーをこの仕事から解放することができると考えた。
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 その高尚な思想や行動に感激!多くを学ばせていただきました。本当に感謝です。
勝手ながら旅行記的要素を略し、その要約版を作ってみました。
(今回初めて使うリンク式の記事、うまく作動しなければお知らせください)

 

 


A4判2枚の写真集(印刷用)のリンク
https://1drv.ms/b/s!AgkMH_u0HfB0ah51X5SWnBs0cG0

感激と感銘を受けて久しぶりに記事を書きました。
今回は英訳文は省略ですが、そのうちまた。