以前 こちらのブログでフルハイビジョンTV4Kチューナーの意外な親和性について話をさせて頂いたが、今回もフルハイビジョンと4Kについて語ってみたい。


いま大型家電店に行くと テレビは4Kの巨大画面モデルが圧倒的にディスプレイされている。今や一般家庭でも4K43v型や55v型の所有がスタンダードになりつつある。


さて ここでdpiについて。dpiとは 液晶の精彩度を判定するための数値で、画像表示を構成するためのドットの数を示している。解像度の概念とは切り離して観ていく必要がある。例えばディスプレイの大きさで、いくら4Kの高画質大画面を詠ったものでも、dpiの数値が低ければあまり意味がないという考え方。もっとわかりやすく言うと、24v型のフルハイビジョンTVのほうが、対角線倍以上の55v型の4Kテレビより理論上は高画質だというお話である。但し勘違いしてはいけないのは、4Kはフルハイビジョンの4倍の画像情報を表示しているので、その点についてはどれだけの画面の大きさであろうとフルハイビジョンより勝っていることは頭に入れておいて頂きたい。


で、そのことを理解できているのなら、フルハイビジョンテレビでも十分高画質が楽しめるということ。実際家電店へ行って4Kテレビを観てみると、それほど期待していた精彩画面ではなく「何だこんなものか」と思ったオーディオビジュアルマニアもいたはず。それが先ほど私が話した理由である。まあこれまで20型の通常ハイビジョンTVで我慢してきた人が43v55v 4Kテレビに乗り換えたら それは感動もので大満足だろう。でも私を含め長年フルハイビジョンに親しんできた人間にとっては、もう一つ物足らなさを否めないのである。


ただ、そんな人たちが4K大画面に代えなくても4Kの超高画質を堪能する方法がある。それはパソコン用の4Kモニター。27型くらいの手頃な大きさなので、dpiの数値が高く間違いなくフルハイビジョン以上の超高画質を実感できる。但し別途チューナーが必要なのと、パソコンモニターなのでTV放送に対応した機能や構造にはなっていないことは受け入れないといけないが、テレビ買うよりも割安で購入できるので、選択肢としてはありだと思う。


ということで、現在フルハイビジョンTVで頑張ってる方は引き続きそれで楽しんで頂き、いずれはdpi情報を重視した上で4K視聴の道へ進んでもらいたいというお話でした。