新世代の超高画質 4K8K放送開始まであと1週間に迫った。
大学時代マスメディア研究を専攻していた私にとっても無視できない動きなので いろいろ私感を述べてみることにする。

まず思い出すのはBSデジタルハイビジョン放送がスタートした2000年12月1日。あのときも家電店にはハイビジョンテレビが並んでいてアナログ放送とは比べものにならない高画質に感動したり溜め息が出た。もちろんまだ当時チューナーの付いた完全対応のテレビは高嶺の花。普及するのは地デジが開始して数年後のこととなる。
今の4K8K開始前の状況は、このBSデジタル放送開始のときとよく似ている。但し4K画質に対応したテレビ自体はかなり前から売り出されていて短期間の分割払いで手が届く価格まで下がっており機種によっては6〜7万円で買えるものもある。そして後付けチューナーも最近販売が始まったけど、意外にも実売価格3〜4万円と18年前のBS単体チューナーの値段を考えるとかなり抑えられている。さらに現在はケーブルテレビに加えて光回線配信のテレビサービスも整備されているので4K放送に関しては意外と早く普及するかもしれない。
但し8Kについては時間まだかかるだろう。シャープが対応機を発表し近所の大型家電店で実物が観れるようになったけど最も安いものでも70〜80万。そんな中で実用化試験放送ではなく本放送を早々と始めるNHKに疑問を多く抱くことは否定できないけど、果たして庶民の手に届くのは何年後になるのであろうか (*´ω`*)

また4K放送については従来の衛星アンテナで観れるチャンネルと、新たな受信基準に対応したアンテナでないと観れないチャンネルに分かれる。主に無料放送が前者、テレショップと有料放送が後者となる。私はサイクルロードレースを熱心に視聴することからJSPORTSでの4K放送に注目しているけど、海外からの衛星中継が多い現状で如何に4Kをプレゼンしていくのか興味深く見守っていきたい。