8/31に名古屋で開催された馬塲マサヨ先生の3回目の講座の動画を視聴しました。



今回の内容は、上級者の指導についてです。

上級者の弾く曲とは、「コンサートピアニストがリサイタルのプログラムで普通に演奏する曲」、だそうです。

長さ的には10分以上の作品で、例えばベートーヴェンの熱情ソナタやショパンのバラードやスケルツォ等。


これは馬塲先生の門下生の発表会の動画ですが、中2でこの演奏は上手過ぎますよねびっくりキラキラ


馬塲先生は、生徒さんが肉体的、運動機能的に出来上がる10代後半までにこういった曲が普通に弾けるようになるのを目標として指導しているそうです。

音大への進学を目指してる人ではなく、趣味としてピアノを習っている人が、です。

そして、生まれ持って音楽性のある人、楽譜の読むのが得意な人、指が速く動く人だけがそのレベルに達するという訳ではなく、先生の指導によって、誰でもそこまで弾けるようになれるのだそうです。

すごく希望が持てますよねキラキラ

また、指導する先生は、「こういう風に弾いた方が良いよ」というのを言葉だけでなく、実際に弾いてみせてあげた方が良い、と。

全部を弾かなくても良いから、部分的にテンポがゆっくりでも先生が味わいながら弾いてみて、「私はここはこういう風に感じるんだけど、あなたはどう感じますか?」という風に、感覚の共有をする事が大切だそうです。

特に上級の曲というのは、単にメロディと伴奏というだけでなく、もっと立体的(多層構造だとか遠近感があるとか)に作られているので、そういった曲の聴き方のポイントを教えてあげる必要もあると。


コンクールで賞を獲らせる事を目的に指導する先生もいるそうですが、弊害も沢山あり、賞を逃すとモチベーションが下がったり、受賞したらしたで目標達成したという事でピアノを辞める子もいるそうですアセアセ

また、受賞させるために表現をビッシリ細かく楽譜に書き込んで指導し、生徒が実際に受賞したとしても、曲が変わると、生徒側は「自分ひとりではどうやって曲を表現して良いか全く分からない⋯」という事も起きているようです汗うさぎ

大切なのは、生徒自身が自分で音楽を感じ、自発的に「こういう風に表現したい」という感性を育てる事であり、決して強要してはいけない、という事。

「でも、その曲の本当の素晴らしさ、深さ、魅力に気づくのは、本人が人生経験を重ね、成熟していった後なので、その時にちゃんと弾けるように(読譜力やテクニックを含めて)先生は指導しておいたら良いのでは」と、おっしゃっていました。

また高い芸術作品というのは、一般に有名な曲だけではないので、そういう作品に触れさせてあげるというのも先生の役割だそうです。


他にもとても大切な事を沢山お話しされていて、すごく勉強になりました。

あらためて、自分のピアノ指導というものを見つめ直す事ができましたキラキラ

馬塲先生、本当にありがとうございました!


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