こんばんは。
本日もありがとうございました。
今週末は3連休。
是非ご来店ください!
さて本日はコチラ。
JAM WALLET
10th Anniversary
SIZE/SHORT WALLET
COL/NAVY×PINK
LEATHER/BUTTERO
¥37260
昨年久しぶりに製作しましたが、以来入荷のたび完売となっておりました、当店オリジナルのウォレットとなります。
そちらを今回は10周年に合わせ、特別バージョンにて(笑)
つくばを中心に活動をしているSKUNK WORKSに依頼して製作しております。
生産効率よりも、手縫い、切り目本磨きに拘り、僕の要望をこれまでいろいろと形にしてくれる職人のN君の確かな技術で非常に完成度が高いウォレット。
これまでにショートタイプ、ミドルタイプ、ロングタイプと展開してきましたが、この自分で愛用しているショートタイプがなんだか個人的にも好みで最近はこちらのみの製作しております。
今回は10周年モデルとし、これまで単色だったものを、内側のカラーを変更。
NAVY×PINKにしております。
PINKとはいっても限りなくBEIGEに近いカラーとなっており、淡いPINKですね。
こちらは経年変化とともに、艶やかなアメ色になっていきます。
デザインはあえてキャッチーに仕上げており、無骨になりすぎないように、縫製、処理等にてどこか上品な、そしてながく使えるデザインをと思っています。
革には繊維密度が非常に高く、堅牢さとしなやかさを併せ持ち、革本来の風合いを残したタンニンなめし革、イタリアのトスカーナ地方のブッテーロを使用し、スナップ釦にはこちらも同じイタリアで、いまはドイツの企業に合併され無くなってしまったフィオッキ社の釦を使用。
このフィオッキ社のスナップ釦は昨年秋以降から使用となり、それ以前ものとは異なりますが、これがまたよいです。
手縫いですので、革の厚さ、重なり具合、部分により糸を引く強さを微妙に加減しますので、乱れず安定したステッチと、手縫いには上糸下糸の区別は無く、一つの穴にクロスしながら2回通るので、たとえ片方が切れても、ほつれは無く、縫い合わせた状態を保てるようです。
またコバ、革の裁ち端の仕上げ方は、切り目本磨きにて行っていますが、ヤスリで磨き、そこに海藻の一種、布海苔を煮溶かしたものを染込ませ、木のヘラで磨く、この工程を徐々にヤスリの番手を上げながら、何度も何度も経て、最後に蜜蝋を溶かし込み、焼き締め処理を行い完成します。
一見するとわからなかったりしますが、WAX・合成樹脂・糊等で出来た仕上剤トコノール等でもコバの仕上げは出来ますが、使っていけばその違いは、わかると思います。
コインポケットのフラップにも釦は付いていますが、シンプルに仕上げたかったので表から見ない仕様で。
それにしても、今回のカラー、個人的にドストライク(笑)
PINKもほんと淡いので嫌味がなく、むしろNAVYとのコンビが絶妙かと!
そして大人らしい表情になったと思います!!
ほんとオススメ!!!
右の黒は僕の私物となりますが、約3年弱くらいになりますかね。
コバを見てください(笑)
これだけ使用して、こんな綺麗なコバはやはり手間をかけ、よい仕事をしているからです。
僕は財布をパンツのポケットに入れないので、カードのアタリとは出てませんが、全体的に革に艶やかさがでて、良い具合になっております。