中古ワンルームマンション投資を進めていると、誰しも一度は突き当たる壁があります。

利回りが低く、キャッシュフローの貯まるスピードが遅い

このスピード感を加速させたいという思いから、ここ最近は一棟物投資(一棟アパート・マンション)の検討を始め、さまざまな不動産業者と面談を重ねていました。

しかし、世の中にそう上手い話はありません。なかなかピンとくる物件に出会えない日々が続いていました。

そんな中、ある新築一棟物件を扱う業者に目が留まりました。

土地探しから設計、建築、そして賃貸管理までをワンストップ(1社)で行うスタイルです。中間マージンを極力抑えられるため、新築でありながら比較的高利回りを実現できる点が非常に魅力的でした。

さらに、デザイン性や設備のクオリティが高く、自分自身が住んでも良いと思えるレベルの仕上がり。

これならアリかもしれない」と一瞬心が動きました。

しかし、冷静になって考えると、最大のネックとなるのは銀行の貸出金利です。

ご存知の通り、日本経済は金利のある世界へとシフトしており、不動産賃貸事業にとっては明確な逆風の時代が始まっています。

12月の追加利上げは織り込み済みなのか?
来年(3月頃)にはさらなる利上げが来るのか?
市場でささやかれる利上げシナリオを考えると、今後しばらく厳しい環境が続くことは避けられそうにありません。

新築一棟物は当面は修繕費がかかりにくいという大きなメリットがあります。しかし、実際に建物が竣工して融資が実行されるタイミングの金利が、現在想定している金利と大きくズレてしまうリスクが拭えません。

一棟物は規模が大きい分、わずかな金利上昇が毎月のキャッシュフローに与えるインパクトも大きくなります。

わざわざこの逆風の中で、リスクを取ってまで一棟物に手を広げる必要があるのだろうか?

一度原点に立ち返り、小さく堅実に「中古ワンルームマンション」をコツコツと買い増していくほうが、自分自身のスタイルやリスク許容度には合っているのかもしれない――そう思い始めています。そのうち価格調整もすれば少し利回りも良くなるかもしれない・・

不動産投資は焦って拡大させるものではなく、長く生き残ることが最優先です。

今回は焦って結論を出さず、市場の動きと金利の行方をじっくり見極めるためにも、少し時間をかけて慎重に判断することにしようと思います。