2020年度から,小学校で英語が必修化されました。「外国語活動」として,3年生から英語の授業が始まり,5年生からは成績が付きます。
早くから学ぶことで,慣れ親しませて,会話ができるようにするということでしょう。私の家の前にも英語塾ができました。結構習いに来ている小学生がいます。ピアノ教室や水泳教室に通う子もいますので,そんなことを考えると親の経済的負担も結構大きいのではないかと思います。
子育てにはどれだけお金がかかっているでしょうか。
子どもを学校に通学させている保護者が1年間に,学校教育と学校外活動のために支出した経費を調べた文部科学省の「子どもの学習費調査」があります。
調査項目は,「学校教育費」(保護者が,子どもに学校教育を受けさせるため支出した経費で,学用品費,体育用品費, クラブ活動費,通学費など)や学校外活動費」(保護者が,子どもの学校外活動のために支出した経費)「世帯の年間収入」ですが,学習費の総額については,平成20年から30年までの推移が出ています。
幼稚園の学習費の推移を見てみましょう。保護者が,子どもに学校教育を受けさせるため支出した経費の内で,学用品や体育用品,クラブ活動,通学費などの「学校教育費」においては,平成30年度は公立幼稚園では,12万1千円,私立では33万1千円となっています。「学校外活動費」は前年度から比べると公立は減っていますが,私立は増えています。学習費総額を見ると,公立幼稚園では22万4千円,私立幼稚園では52万8千円となっています。
平成30年度の学校教育費の内訳をみてみると,公立幼稚園と私立幼稚園では,授業料の差が一番大きいですが,その他においても差が見られます。
小学校では,公立学校は授業料がありませんし,学校納付金なども余り徴収されることがありませんので,全体的にこの表に見られるように大きな差があることが分かります。
子育てにはどれだけお金がかかっているか,ということについては,「幼稚園の3歳から高校3年までの15年間の学習費総額」は,下の表のようになっています。
ケース1の「すべて公立」の場合は約541万円,ケース2の「幼稚園だけ私立」の場合は約635万円,ケース3の「幼稚園と高校が私立」の場合は約788万円となっています。ケース4の「すべて私立」の場合は,約1,830万円かかっています。
ケース1の「すべて公立」へ通う場合とケース4の「すべて私立」へ通う場合の差は3倍以上もあります。
子育てにかかる費用は学習費だけではありませんから,もっと多くの経費が支出されることになりますので,「子育てはお金がかかる」のは間違いありません。
それ故に,経済的に厳しい家庭は,大学まで奨学金をすべて給付型にするという行政の対応が望まれます。







