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どうも!こんにちは!
今までで1番好きなソフトクリームの味は黒胡麻な
鬼蔵👹です。
前回、ヤバおじ監督ことスタンリー・キューブリックさんが1962年に作った、
「ロリータ」という激ヤバ恋愛映画についてご紹介させていただきました。
ただこのヤバおじ監督、
まだまだ頭のおかしい狂作をたくさん作っていらっしゃるんですよね。
今回はヤバおじ作品の中でも、
代表作と言っても過言ではない狂悪作品であり、
鬼蔵👹が大嫌いな作品であり、
それ故に大好きな作品で、
普通に映画を見ていると「え?なんで俺も?」という、
視聴者側までもが精神崩壊の仕掛けにはまってしまう、
カルト的人気を誇るあの作品を、
僭越ながらご紹介させてください🙇♂️🙇♂️🙇♂️
その作品こそ、
映画「時計じかけのオレンジ」です!
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ここからはネタバレ少なめの映画紹介です。
⚠️ちなみに若干閲覧注意かも。
まぁどんな話かめちゃめちゃ簡単にご紹介すると、
無作為に色々な人へ暴力を振るったり、
なんかヤバそうなお店でお薬をやったり、
迷惑と欲望の限りを尽くす
この目がバキバキにイッてるアレックス🍊君が、
更に目をバッキバッキにさせられる拷問をかけられ、
人に迷惑をかけると吐き気を催すように脳を改造させられ、
アレックス🍊君は更生したの!?
とそんな映画です!
この映画、前半のアレックス🍊君が犯す迷惑シーンが胸糞の胸糞で、
かなりの不快感を覚える映画ではあります。
鬼蔵👹がこの映画を好きということを
小太りの友人に話したら
「時計じかけのオレンジを好きみたいなこと言う奴俺嫌いだわ〜」
と言われてしまうくらい
観る人によっては不快の極み映画なのであります。
それも百理あって、
この映画のもの凄い構造に気付かないまま、
ハイセンスだから大好きと思っている人は
確かにヤバ人の才能があるかもしれん。
鬼蔵👹としては
この映画は大嫌いな映画なんだけど、
大嫌い過ぎて、大好きと言わざる得ない、
モー娘。のサマーナイトタウンみたいな映画なんです。(若干違う)
前半の胸糞を我慢して、
いやむしろビンビンに感じながら、
最後まで完走し、
自分自身の感情について振り返ると、
この映画はめちゃくちゃ凄いことに気づきます。
何が凄いかって??
この映画を見ると
いつ間にか視聴者側も脳を改造させられます
マジです
どう改造させられるかって?
それは本作品を見てください。
そんなヤバおじの仕掛けが詰まった激ヤバ映画ですが、
他にも魅力がたくさんありまして、
さっき「ただハイセンスだから好き」って言えるような映画ではないと、
鬼を名乗る20代男性が生意気に言ってましたが、
実はこのヤバおじ監督は、、、
美術センスもえぐい。。。。
天才っているんだな、、、。
白黒映画の「ロリータ」ではその辺は堪能出来なかったのですが、
時計仕掛けのオレンジ🍊ではその超絶天才ヤバおじ監督の超ハイクラスな美術センスをとことん堪能出来ます!
なんとも不気味な色彩であったり、
「雨に唄えば」というミュージカル映画のウルトラハッピーな曲をわざわざ暴力シーンでアレックス🍊君が歌ったり、
名作クラシック音楽を多用してたりと、
一度見たら忘れられないエゲツない個性を持った映画です。
「これが記憶に残る映画の作り方だわww未来人とかwwww俺よりショボいやんけwww」
とこっちに語りかけてくるかのように、、、
ヤバおじが展開する!
超不快!痛快!のエンターテインメント
超胸糞による憎悪、
脳裏に焼き付く不気味な美術センス、
いつの間にか改造されている脳と精神
このヤバすぎる狂悪映画
「時計じかけのオレンジ」
是非観て体験してみてください!!!
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⚠️ここから重要なネタバレ有り⚠️
まずなんで、私がこの映画を見ようと思ったのかお話ししましょう。
まずひとつ目は中野ブロードウェイを散策中に偶然見つけた
ハードコアチョコレートのパーカー
ふたつ目はテレビでたまたま流れていた
藤子F不二雄特集で、
先生の棚にこの作品があったこと。
なんだか見たほうが良いのかなという
神の啓示感を覚えたので見ました。
結果、ヤバすぎる作品に出会えました。
---関係ないですが----
先日ご紹介したアンパンマン映画に関しても、
アメトークで粗品さんが「勇気りんりん」をギターで弾いていたこと、
たまたま横浜に行った時にアンパンミュージアムの横を通ったこと
ここから見たほうがいいのかなと、
結果、素晴らしい作品に出会いました。
これってある種、
神からの啓示な気がするので、
縁がありそうなものにはドンドン突っ込んで行った方がいいかと、
人生の教訓です。
でも逆にいうと、
「グランドイリュージョン」という作品で、
マジックは準備が大切であり、
マジシャンがカモに対してめちゃくちゃ前持って暗示をかけている姿を見ているので、
誰かに操られている可能性が微レ存かなぁと不安です笑。
---閑話休題----
さて、アレックス🍊君ですが、
どんな生活を送っている主人公かと申しますと、
見知らぬ人をボコして
ヤバそうなお店でお薬と牛乳をキメて
ボコして
チョメチョメって
ボコして
訳わからん言葉を喋って
また、ボコして
小学校の国語の教科書に出てきた詩のようですが、
まぁとにかくどうしようもないくらい残虐と欲望の限りを尽くす餓鬼でございます。
全く罪のない人々をターゲットにしては虐待を犯すので、
それはそれは胸糞の胸糞で、
「必殺仕事人」であれば、
ラストシーンで経師屋がエゲツないヤり方で仕事をしたとしても、
視聴者はスッキリしてしまうような、
そのくらい残虐極まりない輩のアレックス🍊君なのであります。
個人的には、
中学時代のU先輩という、
15歳でワインを飲んで2日酔いしたり、
後輩に残虐の限りを尽くしたりと、
アレックス🍊君に若干似た先輩がいて、
そんなU先輩含む不良集団に憧れてか、
ちょっとした悪(笑)みたいなのをしては自慢し合い、
いじめをしてはマウントを取り合う、
中2病みたいな同級生がたくさんいた
ゴリッゴリにダサい地元中学のことを思い出したなぁ。。
この自由の限りを尽くすアレックス🍊君に対して
視聴者はイライラが溜まり続けるという
そんな地獄のような前半部分であります。
多分こうゆう系が苦手な方はこの前半でDVDをかち割るまであるでしょう。
ホントにそのくらい胸糞。
ただ、この胸糞をよーーーく覚えておいてください。
さて、そんなこんなでアレックス🍊君、
当然の如くお縄になります。👮♂️🚔
懲役14年の監獄生活が始まります。
前半の残虐シーンを見ている視聴者にとっては、
こんなどうしようもない奴を例え14年後であっても野に放ってはいけないだろ!
と思う人も多いのですが、
そんな皆様のリクエストにお答えして!!
映画側から提案がございます!!!
それが前述した
お目目バキバキ療法です。
しかも今ならなんと!!
政府が犯罪を無くすために新開発した!
このお目目バキバキ療法の実験を受ければ!
刑期が短くなっちゃうサービス付き!!!
お得ぅぅぅ!!!!
こんなスペシャルプライスに、、
勿論アレックス🍊君は飛びつきます!
アレックス🍊君はこんな生活から逃げたいと、裏でずっとずっと思っていました。
どんくらい逃げたいのかというと、
自分を偽り牧師さんとビジネス仲良しをするほど、、、
さていよいよ、
お目目バキバキ療法選抜総選挙の日がやってきました。
偉そうなバキバキプロデューサーが良い人材を探します。
勇気を持ってアレックスはしゃしゃりでます。
刑務官にバチボコにブチギレられながらも、
そのしゃしゃりでた勇気と
今まで犯罪歴から残虐性(残虐性が高いほど実験の効果が見えやすい為)を買われ、
晴れてお目目バキバキ療法選抜第1号に選ばれました。🎉🎉🎉
こうゆうシーンを見ると、
U先輩のような人は確かに行動力はありそうだよなと、、
悪い奴らの野心と行動力をシンプルにリスペクトする気持ちになります。
さて、このお目目バキバキ療法、
どんな治療かと申しますと、、
2週間、暴力シーン等コンプラNG映像を
只管見せさせられるの刑です。
えぇ、、、。
それだけ??
だったら俺、一日家でロボコップとかシン・シティとか見続けた日あっ、いえいえいえ
そんな甘いものではありません。
瞬き禁止で同じ映像を只管只管見続けます。
映像からは絶対に逃げられません。
ひぇぇぇぇ!!!!
ここでまた全然関係ない話をひとつ、
私昔、新宿のゲーセンでVRゲームをやったことがあるのですが、
それが思ったより恐怖系で、
敵が後ろから襲ってきたりするからめちゃめちゃビビらされて、
でもVRで目は閉じにくく、ヘッドセットつけてるもんだから耳は閉じることが出来ない。
つまり映像から逃れることが出来ないという恐怖を生体験した訳だ、、。
逃げ場がないという恐怖は凄まじいものだった。
究極の選択肢ですが、その場では、
800円くらい払ったのに怖すぎてVRとってしまった、、。
だから富士急ハイランドに出来た、
この「無限廃坑」とかも地獄だと思うな、、。(詳細はググって)
当然アレックス🍊君は
ゲロゲロになります。🤮🤮🤮🤮
〜2週間後〜
見事にアレックス🍊君は拷問を耐え抜きます。
どんな感じになったかというと、
人に暴力を振ろうとすると吐き気を催す
という強制暴力禁止人間へと脳を改造されてしまいました。
ヤバすぎる、、、。
さてさてここからが本作の見所ですぞ、、、
さて出所した改造人間アレックス🍊君、
不運なことに昔ボコした人と出くわします。
アレックス🍊君はあんまり覚えてないかもだけど、
ボコされた側の人間はその恨みをハッキリと記憶している訳です。
そしてアレックス🍊君は
物凄い憎悪の表情の人にボコボコにされます
アレックス🍊君は改造人間にされてしまったため抵抗を出来ません。
この案件が何件か続きます。
でもおそらく前半の超胸糞残虐なアレックス🍊君を見ている視聴者は、
「当然の結果だろ!!!」とか
「ざまぁwwwww」とか
「なんとも無惨なのwwオホホホww」とか
思ってしまうわけです。
おわかりいただけたでしょうか
思い出してください。
私達は前半何に対して不快感を感じていましたか??
残虐を尽くすアレックス🍊君の「暴力」に対してではなかったでしょうか??
しかし、今私たちが感じていることは何でしょうか?
アレックス🍊君に対する暴力の容認ではないでしょうか?
ストーリーテリングがあれば暴力は許されるのでしょうか?
つまり私が何が言いたいのかというと
「暴力衝動」みたいなものを人間は誰しもどこかに持っていて、
前半で理解出来なかった狂人アレックス🍊君の「暴力衝動」を、
今すっと理解してしまっているということ。
このようなストーリーテリングを知っていて暴力を否定できるのか?ということ。
つまり、視聴者はキューブリックの巧みな脚本によって
私達は、、、
アレックス君と逆の改造をされているんだ
この暴力はしょーがないと思ったでしょ?
個人的な過去の恨みを投影した人もいるでしょ?
でも敢えて言おう。
拷問に耐え、改造人間にされたものの
懲役に耐えたアレックス🍊君への復讐は
前半の胸糞と同じ暴力である。
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ま、最後のオチに関しては私の頭では整理出来なかったので、
是非、有識者の方は意味を教えてください🙇♂️🙇♂️
あごめんなさい。
こんな感じでドヤ顔で語っていますが、
これ基本、私の主観なので、
もしかしたらヤバおじ監督は
「暴力は楽しいジョーーンwwみんな旧石器時代に戻ろうぜーーいwww」
みたいなことを思っている本当のヤバおじかもしれない。。
まあそんなことはないでしょうが、
とにかく基本ソースは映画を観た私の感想なので、
恨みっこなしで、、。
あ、そうだ。
この映像を見るという拷問
こちらの「死霊の盆踊り」という作品を見れば
超超ソフトモード2時間版を体験出来る気がするので、
何も調べずに見てください。
みる、、て、、な、、、くだ、、さい、、。(ワタシハココロヲアヤツラレテイマス)
アディオス
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【作品名】
「時計じかけのオレンジ」
【何で見たか】
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