とある契約の帰り道、幻日を見た。
昨日は綺麗なハロとブルーインパルスを見た。
今日は幻日。
それはなんだかわたしの選択に父からOKを貰えた気がして、写真を撮る。
なんだか消えかけそうだったので
父にお願いをした。
「お父さん、OKの返事ならもう一回虹を見せて」
どれだけわたしが無体を強いる毒娘だったか、これでお分かりであろう。
天候を左右せよと親にねだるなんて。
無理だよな、何言ってんだわたし。
ひとりごちて、帰路を進む。
しかし、父はがんばった。
幻日と
逆さ虹
笑ってるみたいな虹。
空を仰いで、思わず笑顔になる。
それは一瞬で消えた。
逆さ虹、わたしは初めて見た。
お父さん、わたしなりにがんばってるよ。
お母さん、お陰でがんばれてる。
ありがとう。
ちょっと不思議な虹。
お父さんからのメッセージで良いよね?
頭のオカシイオバサンの戯言。
だけど全部嘘じゃないのよ~。