人付き合い、苦手~。人気も無い~(笑) | Lily in the field

Lily in the field

おばさんの個人的な記録

子供の頃の、夏休み、ラジオ体操。

朝6時半に公園に集まって、体操をする。

体操が終わったら、
カードに判子を押してもらい、
それを出欠確認とする。

6年生は集団の真ん前に立ち、体操をして
帰りにカードに判子を押す。

運動が出来るとか、かわいいとか
才能に秀でた人気者の6年生の前には
下級生が長い行列をなす。

人気のない6年生には、0。

人気者が判子を押しきるまで、
6年生は全員帰れない。


PTAのお母さんたちは早く帰りたいから
長い行列を捌こうとする。

行列の後ろの方に並んだ下級生は
人気のない6年生の前に強制的に移動させる。

下級生のなかには、
「あいつの判子を押されたくない」と
露骨に嫌がる子供もいた。
カードには自分の好きな上級生の判子で
埋め尽くしたかったのだろう。


わたしはずっとゼロの側の人間。
わたしの判子を押されたくないと
ごねた下級生の姿を思い出す。

下級生のキモチもわかる。
わたしだって判子を押したい訳じゃない。
慣わしだから仕方なく来てるだけだ。

長い行列が出来ている隣で、
判子を押すわけでも押されるわけでもなく
まんじりと過ごす、あのキモチ。





思い出すなぁ。