前回投稿したシュートさんのお葬式part1の続きになります。


シュートさんのお葬式は5日後に決まり、お葬式に向けての準備時間いやカオスな時間をたっぷり設ける事が出来ました。

葬儀会社の鈴木さん(以後鈴木さん)が実家に来てくれて、まず葬儀会社の方から喪主が夫で良いのか確認されたのですが…

「なんで一緒に暮らしてない兄貴が喪主なんだよ!」とギテイは早々に不機嫌が始まってきた…

続いて鈴木さんから、香典の取り扱いについてトラブル回避の為にその場所には親族がそこにいられる人を選出して欲しい、という話しがあって、鈴木さんの視線がギテイに向いた瞬間…

ギテイ「お、俺は友達いねーから兄貴と姉さんに頼むわー」

と、視線をこちらに向けてきた

ギテイには友人がいません、あ、いや何年か前には一人いたんだけど、いきなり元日に連絡なくいきなり実家に手ぶらで来ておせちを食べまくる様なお方。

が、その友人もギテイが50万円貸した瞬間に音信不通になっちゃったw


続いて…鈴木さんから、私たちの住んでいるエリアに提携している仕出し料理屋さんがなく、紹介出来る仕出し料理屋さんに願いするとお料理が冷めてしまうので、こちらで仕出し料理屋さんにお願いした方がいいという提案がありまして…

シュートが亡くなったこの頃、残暑のせいか、亡くなってしまう高齢者の方々が続出し、葬儀会場も葬儀会社も追いつかない状態で、地域にある葬儀会社さんにお願い出来なくて、少し離れた地域の葬儀会社にやっとお願い出来たそう。

夫「確か…ヨメ子のとこのお客さんのWさんって仕出し屋さんの社員さんじゃなかったっけ?」

で、Wさんに電話をしてみたところ、通夜の夜から告別の日の昼間での『葬儀仕出し』のセットだったら60人分までだったら出来るというので、その場でお願いして、鈴木さんとの打ち合わせ再開…。

『葬儀仕出しのセット…そんな物があると初めて知りましたw


次は祭壇…

ギテイ「おやじはお洒落だったから、この華やかなやつがいいんじゃねえの?」

それは華やかな花に遺影が飾られた豪華な祭壇。

故人を偲んでくださってお花を出して下さる方に3万円で出して頂いて、

当日か後日にその方々からお金を集金しなきゃいけない形の式のやつ。

シュートさんは昔は華やかな家の出身だけど、今は普通の団地住まいの家。

『お香典代わりにお花を…』と言ったって、3万円…

親しい親族だったら、お願いすれば数軒はなんとかなるかもしれないけれど、

祭壇をお花で埋めるなら20軒以上にお願いしなきゃなんないから、義実家の連絡帳や年賀状をチェックしたけど、ほぼ無理そう。

夫「これはどう考えても無理だろ」

ギテイ「おやじらしい葬式にしてやりたくないのかよ!」


なんか父親思いの息子みたいな発言に聞こえますけどね、

実際は御輿の上に乗りたい人。自分が上にたって自分の選んだ選択に通りに、周りが動く事がギテイの満足になるんです。シュートメさんは『ギテイはかっこいい』と、勘違いしたままですが、夫とヨメはギテイのそんな性格お見通しw

夫「じゃ、祭壇はお前に任せるから、供花のお願いもお前に任せるから頼むなw」

ギテイ「おやじのためにやってくんないのかよ?!」

いやいやシュートさんのためじゃないじゃんww

ヨメ「すいません、私たちはシュートさんのために受付のお願いとかしなきゃいけなのでw」

シュートメさん「そーちゃん、お願いね」

(シュートメさんは空気読めてません)


引き下がれなくなったギテイ…

「分かったよ!俺が花集めるよ!」


鈴木さん「では続きまして…」


鈴木さんとの打ち合わせ、まだまだ序盤。

part3へ続きます。