肥料をしっかりやれば、花もたくさん咲くと思い込んでいる人(とくに草花栽培に慣れている人)が多い。

パンジー、マリーゴールド、ベゴニア、シクラメンなどは、次々と咲くので、肥料やりを怠ると、栄養不良になって、花芽が出なくなるが、デンドロビュームはこれらの草花と違い、肥料をだらだらと長く与え続けてはいけない。

4月下旬~7月下旬まで、週一回の割で、水に溶かして使う液肥を与え、さらに油かすと骨粉の固形のものを5月中~下旬と、もう一ヵ月たったころの二回与えるのが、デンドロビュームの肥料やりのポイントだ。

これだけ与えれば充分で、遅くまで与え続けていると、株は大きくなるが、花芽ができなくなる。

西口一希(ガーデニング)