遅霜が降りなくなったころから、秋の終わりまで、デンドロビュームは半年以上、戸外で栽培するが、出しっぱなしにしておくのはまずい。

日光の当たる側と当たらない側が生じるので、平均して花芽が出てこない。

月に一回は鉢を回し、どのバルブにも平均して日光が当たるようにしておきたい。

次に梅雨時は雨に当てないようにする。

梅雨時の雨は冷たいうえに毎日降る。

この雨に当てると、生長が止まり、以後の生育にも影響する。

梅雨時には軒下に取り込むか、雨よけをしてやるようにする。

また、株間のあけ方にも注意したい。

戸外に出してから、3~4ヵ月もたつと、株も大きくなるので、鉢の間隔を広めに取るようにする。

西口一希(ガーデニング)