デンドロビュームの花は3~4週間してからしおれるものがほとんどだ。

花弁の薄いものはこれよりもしおれるのが早い。

さて、花をいつ切るかだが、デンドロビュームの花期は長くて一ヵ月で、何ヵ月も咲き続けることはないので、しおれるまで、株につけたままでも、株を傷めることはない。

切り急がずにゆっくり眺めたほうが得だ。

いよいよしおれてきたときは、花の柄の所で切り捨てる。

つまり、直立している太い茎は切らずに残し、花のみを切り捨てるわけだ。

太い茎からはすぐに新しい花は咲かないが、翌年咲くこともあるし、蓄えている養分を有効利用するためにも、花を切った後も二年間はつけたままにしておく。

西口一希(ガーデニング)