他の洋ランにもあてはまるが、デンドロビュームも花後、お礼肥を与えてはいけない。

花が終わったころは、まだ株は休止期で、根が肥料を吸収する力がないので、根腐れの原因になるからだ。

春、新芽が出てから行うようにする。

ただし、デンドロビュームは5度くらいで低温越冬させると、開花は遅れて春になる。

このころになると、気温も高くなるので、花が開くと同時に新芽が出てくることがある。

この場合、開花と生長初期が重なるので、花が咲いていても、1000倍に溶かした液肥を与え、早く生長させるようにする。

1000倍液肥は週一回の割で、7月末まで与え続ける。

これは花後のお礼肥ではなく、生長のための肥料となる。

西口一希(ガーデニング)