デンドロビュームの蕾は温度変化に敏感で、温度が10度も違った環境に移すと、とたんに蕾の生長は止まり、以後は開かないことが多い。

冬に出回る株は、生産者の温室で最低5度ぐらいの温度で蕾を伸ばしているので、これを入手し、そのまま家庭に持ち込んだのでは、開かないことが多い。

また、蕾の形は同じでも、開くと花色が写真とはかなり違う株もあるので、蕾だけの株は避け、半分は開花していて、半分が蕾という株を入手するのがよい。

また、蕾が少しでも黄ばんでいるものは、開かないでしなびることが多いので、これも入手しないようにすることだ。

西口一希(ガーデニング)