デンドロビュームは、春から秋までが生長期で、冬は生長休止期だ。

花は生長休止期の終わりの冬から春にかけて開花する。

毎年、春、暖かくなるとバルブの基部にある二つの芽のうち一つが急にふくらみ出すのが生長初期だ。

時として、二つの芽が同時にふくらみ出すこともある。

新芽は気温の上昇とともに大きく伸び出し、やがて、戸外でバラの花が満開になるころ、若草色のやわらかい茎をもつ株になり、直立して伸び始める。

この茎の伸長のときには、日光が入用なので、霜が降りなくなったころから、戸外へ出して直射日光に当てるようにする。

また、生長のときには栄養分が必要なので、1000倍に溶かした液肥を、週一回の割で与え続けるようにする。

西口一希(ガーデニング)