パフィオは地生ランなので、デンドロやカトレア、ファレのような着生ランとは用土、植えかえの点で多少異なるので、注意しないといけない。

用土としては水苔が多く使われている。

最近はバークにピートモスやパーライトを混ぜたものなども使われているが、素焼き鉢に水苔植えが一番ポピュラーだ。

一時広く行われたプラスチック鉢に軽石植えは、このごろはあまり行われていない。

植えかえに当たっては、今までの用土と同質のものがよいので、作業を行う前に用土を少し取って確かめるようにしたい。

植えかえは生長初期、通常は春の中ごろに行うと根づきやすく、失敗が少ない。

株分けも同じころに行う。

パフィオは毎年植えかえや株分けを行うことはタブーだ。

花が咲かなくなるからだ。

西口一希(ガーデニング)