小学生の頃の思い出で１番印象に残っている事は？
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僕は、小学校６年で、人口３万人ぐらいの小さな町、名寄（なよろ）から、駅の前のデパートに
「祝 １０万人都市」と垂れ幕の下がった、北見市に引っ越した。
そして、北見市立小泉小学校、６年３組に転校した。
転校して、しばらくして、眼鏡をかけた、目の綺麗な女の子、大人しくて目立たないけど、
筋は通っているような女の子に、恋をした。初恋だった。
僕は、当時から、好きな子に話しかけられるような、少年では、なかった。
もちろん、好きだ、なんて、告白は、できなかった、、、
小学校卒業間近に、彼女が、僕の行く小泉中学ではなく、南中学に行くことを知った。
僕は、クラスの住所録から、地図を広げ、彼女の家を探した。
それと思（おぼ）しき家を発見。けれど、まだ、半信半疑で、少し離れたところから、
彼女の家と思える玄関付近、窓の辺りを眺めていた、、、しばらくして、彼女が、窓から、
僕の方を眺めたように、思えた。僕は、一目散に、走って、、、逃げた。
高校のときに、偶然、バスの中で、彼女を見たことがある。
小学校６年の時とは、違って、少しふっくらとして、女らしくなって居た。
もちろん、僕は、後ろの席から、彼女を眺めて居た。声など、かける訳もなく、、、
そして、それが、生涯、彼女を見た、、、最後だった、、、
鬼武彦 拝
