息子なんか見ていて、思う。
ポーランドの若者って、嘆(なげ)くだけで、感謝がない。
親に対する、感謝もない。
息子のおむつは、女房が帝王切開での出産だったので、僕が、最初に変えた。
その後も、何度もおむつを変えたし、入浴させたり、乳母車に乗せて、公園に散歩に行ったりも
した。小学校の下校では、僕が休みの日なら、迎えにも行った。
でも、息子は、そんなのお構いなし。
息子にとって、僕は、精神障害者で、ポーランド語を満足に話せない、不具者。
息子には、父親に対する感謝の気持ちなんて、これっぽっちもない。
鬼武彦 拝