今日は、日曜日だけれど、女房が自分の出版社の漫画編集を家でちょっと、していて、
僕が、家の洗濯物を干した。。。僕は、洗濯したばかりのいい香りの衣服を干すのが好きで、
家に居る時はいつも、洗濯物干しを買って出る。。。
で、くつ下を干していて、思い出した。。。母が、こう、ぼやいていた、、、
「あんたたち、優しくないね、くつ下裏返しにして、洗濯物に出して、、、」
確かに、くつ下を干す時、当たり前の感覚を持っている人なら、くつ下が裏返しに
なっていると、気になる、、、それで、いちいちくつ下の裏表を確かめて、裏返しのは
元に戻すのだけれど、数が多いと、しばしの黙祷、、、という、沈黙がつづく、、、
ああ、母は、このことを言っていたんだな、、、と、今にして、思う。。。
くつ下の裏表、、、こんな話、つまらない人には、つまらないんだろうね、、、けれど、
人の本当の優しさって、こういう小さなところから出るのだと、思う。。。
宗教哲学なんて、いらない、、、人に、ちょっとした優しさを与えることって、
難しいことじゃないのに、気にしない人は、全然気にしなく、冷たく、不親切。。。
人に優しく、暖かいぬくもりの言葉や親切を与えたって、自分の魂は、ちっとも減らない、、、
ちっぽけな魂の人は、人に、暖かい言葉一つ、与えない、、、
ねえ、でも、君の魂は、そんなに、ちっぽけじゃない、、、
だから、君の子供さん、奥さん、旦那さんに、何か、ぬくもりを与えて、、、
遠くの人や、理想とか、世界平和とかする前に、自分の子どもをハグしてあげて、、、
本当に、愛に飢えているのは、誰でもない、自分の一番、身近な人かも、しれない、、、
あるいは、まだ、世界を知らない、柔らかい、子供さん、、、
まだ、世界を知らない、君の、、、
鬼武彦 拝