苫米地英人『立ち読みしなさい!』ありがとう出版、2013年。
この書評ブログでは、今後苫米地英人『テレビは見てはいけない』(PHP新書)、同『原発洗脳 アメリカに支配される日本の原子力』(日本文芸社)、同『電通 洗脳広告代理店』(サイゾー)などを取り上げていく予定でしたが、それよりも先に、この『立ち読みしなさい!』を取り上げます。
以下、「苫米地本」を何冊か読んできている人、あるいはビジネス書や自己啓発書を何冊も読んできている人が読むことを前提に簡単な書評と紹介をします。
著者はすでに100冊以上の書籍を出していますが、その中でも「立ち読みしなさい!」という不可思議な題名のものは初めてではないでしょうか。
もちろん「本屋で様々な本を立ち読みしなさい」と薦めている本ではありません。本屋で本書を手にして、最初の7ページ分、001~007ページの部分に目を通して、ピンと直観で「この本は読んでおくべき」と思った人は、購入して読んでほしい、という思いを込めた題名です。
そして本書は、できるかぎり多くの人が「叶えたい自分の本当の夢」を叶え、「幸せな人生」を選んで歩むための方法論を説いています。
いわゆる「苫米地本」で説いている内容を敷衍したものではありますが、その中でも「方法」について分かりやすく説いているものだと思います。
個人的には、漫画の154ページの「ゴールと今の自分の位置」を輪ゴムの伸び縮みの作用で説明した部分は、今まで苫米地本を読んでいてもあまり気に止めなかった部分(「コンフォートゾーン」になっていた部分)でしたが、良く分かったように思います。
また同じく漫画の155ページの「過去・今・未来」の関係も、初めてクリアに理解したように思います。
いままで「苫米地本」を読んだけれども何も変わらなかったという人にも、本書は響くと思います。
この書評ブログを初めてまだ1か月ほどですが、本書のプログラムを実行することで、本書の紹介がこのブログ最後の更新になるかもしれません(皮肉なことですが)。