神様のカルテ3 | オニシメの自己中毒

オニシメの自己中毒

不肖オニシメの自己中毒いろいろレビューブログ

みなさん、こんにちは。


昔の話しなんですけどね、


ずっと、昔の話です。


僕が小学生の頃ですね、



母と、母の友人と、母の友人の娘さんと、僕の4人で

小田原城へ、行ったんですよ。



小田原城へ行った、と言うか、

小田原にお祈りクラブの偉い人が講演しに来たのを、聞かされに連れて行かれた帰りに、

ブーブー言う子供たちを宥めるために、小田原城のミニ遊園に連れて行って貰った。


と、行った方が正確ですね。




さて、時系列がややこしいんですが、

その頃、僕は、母の友人の娘さんと出会ったばかりの頃でして、


その直後に訪れる、すっぱくてにがい感情はまだ持ち合わせておらず、

ただ、歳の近い女子と、コーヒーカップに乗ったり、

ゴンドラにのったり、ゴーカートにのったり、楽しんだわけです。



夕方になり、

さて、

そろそろ帰りましょうか?

と、小田原城の堀端を歩いていたんですよ。、



僕と、娘さんが先だって歩いてた訳なんです、

母と母の友人は、ずいぶんゆっくりと、

はしゃぐ子供たちを見守る、大人の態度を装ってノロノロ歩いてた訳なんですけどね、

装ってるだけでね、本当に大人なのかは解らないですけどね。





堀端です、

背の高い塀がね囲ってる訳ですよ、



見通しの悪い角を曲がったんですよ、



曲がった50m程先で


若年のカップルが『くちづけ』してたんですよ。


「ハッ」


っと息を飲みましたよ、


いきなり、非日常を叩き付けられたんですよ

となりの娘さんの表情が気になるんですけど、気恥ずかしくて見れないんですよ、

娘さんも、はたと足を止めたので気づいてる筈ですが、

何も言葉を発しないんですよ。

二人で無言で立ち尽くしたんですよ、






僕は思ったんですよ、


後から、歩いてくる、母と母の友人にこの光景を見られるのは

気まずいったらありゃしないんですよ。




若い二人は、重なる程、身体を近づけて、口を吸うのに必死なんですよ、


小学生の僕らにとっては、とてつもないエロスなんですよ、

絶対に見てはいけないものなんですよ、


例えるなら、土曜ゴールデン劇場の10時過ぎのラブシーンのような

茶の間がとてつもない空気感になるのが必至のあのピンクタイムですよ、



いやさ、あのピンクタイムは、所詮は箱の中の出来事


今この、足先で起こっているあの、若者二人の行為は紛れも無いリアル。


10倍、20倍、100倍もの熱が噴出してるんですよ。




夕暮れの光が照らす、リアルエロス


うしろから迫る、エロスと一番遠き者たち




そんな、緊迫した状況のなか、つり橋効果によって


僕は、彼女に


恋をしたんです。




















まぁ、嘘なんですけどね。

ちなみに、母達は

「ありゃっwwwうひww うひひwwwwww」とスンゴイ勢いでニヤニヤしてたんですけどね。











いやぁ、面白かった。

拍手です。


絶品です。


文庫化したら本棚に迎えたいと思いました。







92点